ゴルゴダの謎を追え
ハーテル原作のベストセラー小説をマルコ・ギアント主演で映像化した、ドイツ産アクション・アドベンチャー。考古学者の父が不審死を遂げ、娘のフェリツィアが調査を開始。歴史を変える衝撃の謎に迫る。
監督:ゾルタン・シュピランデリ
原作:ハンズ・ディートリッヒ・ハーテル
脚本:コニー・レンズ
出演:マルコ・ガーンス/カタリーナ・シュットラー/ニーナ・ハルトマン/ガード・シルバーバウアー/ステファン・グロスマン/ロルフ・カニエス/リチャード・サミエル

イスラエル、ユダ砂漠。
考古学者のシュレジンガー教授は助手のシンバと共に洞窟へ入っていく。そこで、"棺"を発見するが、何者かに襲われ、シンバは逃げたものの、教授は爆発に巻き込まれてしまうのだった。
瀕死の状態ながらも教授は生きていたようで、イスラエルから故郷ドイツのミュンヘンへと運ばれ。

天才外科医(自称)グロピウスにより肝移植の手術を受けるも、命を落としてしまう。
そして、3週間後。
作家のフェリツィアは、父親が亡くなったとの連絡を突然受け、ミュンヘンの病院へと向かった。
彼女は父親がドイツにいることもましてや入院していた事も知らなかったのだ。
娘のフェリツィアはグロピウスと面会し説明を受けるが、

そこに教授の助手が現れて事情を説明しようとするが、そこに現れた原理主義者たちに殺されてしまう。
一方、教授の遺体を検死していた刑事は「死因は毒に犯された肝臓を移植した為」とし、移植を担当していたグロピウスが犯人に疑われてしまう。また助手殺害の疑いもあるとグロウピスを追う!

その頃、バチカンでは神父のコシガが、黒幕っぽい司教と何やら相談していた。
フェリツィアが父親から譲り受けたものは、修理が必要なオンボロ車だけだった。
だが、何者かが何かを捜す為に襲ってきた。偶然居合わせたグロピウスと共に、その場を逃げ出すフェリツィア。
いったい父親は何を発見したのだろうか?

父親の死の謎を追うフェリツィア、容疑者となってしまったグロウピス行き掛かりで?協力することになった二人は教授の研究室があるローマに向かった。
しかし、そこはバチカンのお膝元、すぐに原理主義者たちに襲われてフェリツィアは捕まってしまった。そこへ駆けつけたグロウピスがフェリツィアを救出!
二人は教授の残したメッセージを解読し、今度は遺跡があるエルサレムへ向かう。エルサレムで教授の協力者ユスフと合流もちろん原理主義

者たち神父や刑事も二人を追ってエルサレムへ。
エルサレムに着いた二人は、教授の協力者ユスフと合流。逃亡者状態の三人はサイドカーで教授が発見した遺跡へと急ぐ!
ゴミのように捨て置かれた棺の蓋。

教授が発見したお墓というのは、「イエス(ヨシュア)の兄弟ヤコブの墓でマリアが子供を二人産んでいた根拠となり聖書の記述は間違えている証拠になる」というものだった。
そこへ現れた原理主義者たち、問答無用でユスフが撃たれてしまいフェリツィアとグロウピスも地底湖に沈められてしまった。
なんとか縄をほどき逃げた二人は教授の発見を証明できるとトリノへ!

埋葬布が展示された礼拝堂へと到着した二人。そこには黒幕かもしれない司教がいて、少し話そうと。
司教はコシガに命じ探させていたとはいえ「殺してまで奪おうとはしていない、自分は原理主義者ではない」と、
ここで真相が判明します。

全ての黒幕はコシガでした。
過激な原理主義者一派を束ねる彼が司教に協力する名目で暗躍していたのです。
フェリツィアとグロウピス、司教も捕まり原理主義者が集う古い教会へと拉致されて十字架に磔にされ火あぶりに、
3人の運命は・・・・

宗教が関わってくるだけに難しいこともあると思うが、冒険活劇作品として見れば娯楽性が高いものではないかと、またヨーロッパ各地のロケーションは綺麗だし、映像自体はよく出来ていると思います。
