これはやばい!!『キャシアン・アンドーseason2』!
皆さんこんにちは!
椿です
今月は「スターウォーズ」特集ですね!
最近のスターウォーズって訳わからん・・
ルーカスの基本構想には沿いながら、映画、ドラマ、アニメ、小説、ゲーム・・・それぞれの物語進行があってキャラクターも多岐にわたり、この映画に出てたキャラがどうなったかを別のドラマやアニメで描いていたりとか・・
全部追っかけるのは、よほどのマニアでないとできないと思う(レゴのシリーズなんかもあったりするし)
もはや「クトゥルフ神話」的な流れ(小説家ラブクラフトが作り上げた暗黒の世界「クトゥルフの神々」の話を様々な作家がその世界観をもとに新たな物語を次々作り上げたような)にすらなってきているスターウォーズ・・
どこから?何から見たらよいの??
と思ってしまいますが、基本は映画のうち、ルーカスの手がかかっているEp1~Ep6までを観て、興味が沸いたら映画Ep7~Ep9、または各スピンオフを観たらよいような気がします。
なんで、Ep7~Ep9を別枠扱いにしたかといえば、ディズニーに「闇落ち」してしまったそれらの作品は大方の評判通りの出来云々というだけでなく(個人的にはさりとて、言うほど出来が悪いとは感じないのですが、正直ちっとも印象に残らないのは否定できません)、スカイウォーカーを中心にした物語であったEp1~Ep6との「違和感」を感じざるを得ないからです。
かといって、ディズニーに移ってからのスターウォーズは評判がよろしくないものばかりか?というと、決してそうではなく、本史と双肩する、あるいは凌駕するような作品を時に作ってしまうので、たちが悪い(;^_^A のです・・・
例えば『ローグワン』なんかは映画化されたスターウォーズの物語の中でナンバー1に推す人は多いですし、アニメ『クローンウォーズ』の最終章やテレビドラマの『マンダロリアン』シリーズなどは非の打ち所の無い、まごうことなき「スターウォーズ」であるといえましょう・・
大傑作『ローグワン』の前日譚!
そして、今回ご紹介するDisney+で絶賛放送中のテレビシリーズ
『キャシアン・アンドー season2』

現在(2025.05.08)のところChapter9までが放送されておりますが、いやぁ、これ、
手に汗握る傑作と申せましょう!
キャシアン・アンドーとは、『ローグワン/スターウォーズストーリー』で登場した、反乱軍のスパイでありパイロットでもある人物で主人公ジン・アーソを補助する準主役級。その彼を主役にしたのがこのドラマです。
いち市井の人物がひょんなことから、帝国に反旗を翻そうとしている反体制派の人物からの仕事を請けおったがために投獄されたり命の危険に晒されてゆく中で、帝国への敵対心を持つようになる。しかし、自身の命や親しい人間の平和が脅かされる中、もう任務から遠ざかりたいと思った時には時すでに遅く、彼は反乱軍の作戦には無くてはならない存在になっていた・・。

season1では、まだ展開がゆっくりだったり、アンドーが事件に巻き込まれて行く様がちょっと強引に感じられ、個人的にはそこまでハマらなかったのですが(ファンの間では評判は高いです)、season2になると、一気にドラマが緊張を帯びてきて、『ローグワン』にも通ずる反乱者たちの結束と抵抗、そして悲劇の物語として極めて劇的に進行してゆきます。
特にChapter7~9に入ると、帝国が地中に鉱物の眠るゴーマンという星を占領するため、反乱分子を煽り、帝国に歯向かうよう仕向け、暴動を起こさせたところを鎮圧させる作戦を立てるという、その顛末と、帝国に批判的なモスマ議員を逮捕しようとする帝国と逃走を手助けしようとするアンドーたちとの息詰まる攻防が際立っています。
そしてChapter9での、「スターウォーズ」史に名を遺す、悪名高い事件「ゴーマンの虐殺」を、とてもテレビドラマとは思えないようなスケールの大きな映像で極めて悲劇的に見せてくれるのです。
「ゴーマンの虐殺」とはスターウォーズ レジェンズ(ディズニー非公認のスターウォーズ外伝の総称)で語られる「抵抗する市民の頭上へ容赦なく戦艦を着陸させ何百人ものゴーマン人を殺した」というエピソード(これを指揮したのが、グランドモフ ウィルハフ・ターキン)なのですが、このエピソードはセリフのみで語らせ、本作では、別の方法で大虐殺を描きます。
数ある「スターウォーズ」のエピソードの中には悲劇的なエピソードも多数ありますが、ファンタジーの側面の強い他エピソードに比し、『ローグワン』と本作のこのエピソードは、胸をえぐるような悲劇の物語を強く印象付け、観ている者の心を容赦なく突いてきます。特に、本作のこれは、「搾取される人々の必死の抵抗」「敵の暴発を導くための陽動作戦」「マスコミへの情報操作」等、我々の生きる現代社会での戦争や紛争にも通じるものがあり、それらと結びつけると、余計に胸を締め付けられるようです。

『ローグワン』の登場人物たちも
アンドーをはじめ、『ローグワン』に登場した人物たちも多数出演します。映画の前日譚としてのキャラクター登場が楽しめます。
反乱軍を統率するモン・モスマ議員(ジュネヴィーヴ・オライリー)。このドラマでは、内密に帝国に反旗を翻す勢力を作っていこうと奔走する姿が描かれています。
映画では、どちらかというと帝国の脅威に縛られ、戦意ある人間たちからは消去的に見られてしまいますが、本作では命の危険を顧みず自由のために奔走する姿が印象的

『ローグワン』前半のキーパーソンでもあるソウ・ゲレラ(フィレスト・ウィテカー)も本作で顔を出します。

更に、『ローグワン』ではデス・スターの設計の責任を任されたにも関わらず、手柄をすべてターキンに持っていかれてしまい、最後はデス・スターの攻撃により消滅してしまう惑星と共に命を落とすクレニック長官(ベン・メンデルスゾーン)も登場。

そして『ローグワン』ではアンドーのよき相棒であるドロイド K-2SOまで登場。K-2SOは帝国の軍に仕える殺戮型アンドロイドで、本作では何体か登場し、ゴーマンの人々を恐怖のどん底に叩き落とします。(確かに、彼らが何体か突き進む姿はめちゃ怖い・・)
そのうちの一体が、ゴーマンの戦士により破壊され、それをアンドーが反乱軍側へ持ち帰るのです。そうして、帝国のプログラミング書き換えられ、『ローグワン』ではアンドーの相棒になるという、実に心地よい繋がりができあがります。


こんな感じで『ローグワン』とのつながりが強くなり、俄然面白くなった『キャシアン・アンドー』ドラマ、是非Disney+でお楽しみください!
いよいよ来週最終回!どのような展開から『ローグワン』へつながってゆくのか!!
『ローグワン』からEp4への、まさに「神繋がり」を否が応でも気になってしまいますが、これはきっと唸るような物語で終わるに違いありません!
『スターウォーズ』ファンなら、きっと大好きな作品となると思います!

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投稿を表示わー、キャシアン・アンドー、大好きなキャラです。
ご紹介有難うございます。
このドラマ、絶対見ます💛