カッツ
2025/10/24 07:36
フランティック
国際会議に出席するためにパリを訪れたアメリカ人医師リチャード・ウォーカーが、滞在先のホテルで突然妻サンドラの失踪に直面するところから始まる。シャワーを浴びているわずかな間に姿を消した妻。警察も大使館も真剣に取り合ってくれず、ウォーカーは孤立したまま、手がかりを求めて奔走する。
やがて事件の背後には誘拐と国際的な陰謀が絡んでいることが明らかになり、物語はサスペンスとスリラーの要素を強めていく。ラスト近く、エマニュエル・セニエ演じる若い女性が拳銃で撃たれ、足を引きずりながら走るシーンは、混乱と緊張の極みにあり、強く印象に残った。異国の都市で孤独に真実を追う主人公の姿が、静かに心に残る作品だった。
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