【ネタバレなし】アメコミ映画はこれでいい!!『マーベルズ』を見てきました!
マーベル映画最新作の『マーベルズ』のジャパンプレミアが11月8日に行われ、そこで一足先に本編を見てきました。
マーベル・シネマティック・ユニバース=MCUについてはフェーズ4に入ってから配信作品と濃密に絡ませたり、物語性に重きを置くようになったりして、それはそれで悪くはないのですが、ちょっとそれが続くと疲れも感じるようになっていたのも事実です。
これはまぁDCコミックスの映画にも言えるのですが、元々アメコミの映画なのでもっと娯楽に振り切った作品があっても良いのではとも思います(『ブラックアダム』などはそういう映画だったと思います)。
そんな中で登場したのがMCU最短上映時間105分の『マーベルズ』。
『キャプテン・マーベル』の続編であるとともに『アベンジャーズ/エンドゲーム』や配信作品「ワンダヴィジョン」や「ミズ・マーベル」から続く物語でもありました。
監督はリブート版『キャンディマン』のニア・ダコスタ。またまた新鋭を抜擢です。
主人公はキャプテン・マーベル=キャロル・ダンヴァースですが、ミズ・マーベルにもモニカ・ランボーにもバランスよく見せ場があってよかったです。3人が潰し合わなかったのでニア監督お見事と言えるでしょう。
キャプテン・マーベルは圧倒的な強さを誇る存在で、サノスですら吹き飛ばす存在。それゆえに映画にしにくいキャラクターでしたが、今回はうまくやったと思います。
もちろんいろいろな要素が含まれていて情報量も非常に多いのですが、その前にまず痛快な娯楽性があって、終始陽性な物語が続きます。
純正コメディとまで言いませんが、随所に巧みな笑いが散りばめられていて、笑って見終われました。特に後半にある大掛かりなパロディは大笑いしてしまいました。
上映時間の短さゆえに展開の粗やキャラクターの描き不足なども感じなくもないのですが、よくよく考えてみればこれはアメコミの映画化作品。最近の流れで求めるものが変わっていましたが、アメコミ映画はこれでいいのかと思う一本でした。
もちろん!エンドロールまでお見逃しなく。