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じょ〜い小川
2025/02/03 10:49

隣人殺されてからのジェイソン・ステイサム無双アクション映画!『ビーキーパー』

■ビーキーパー

(c)2024 Miramax Distribution Services, LLC. All Rights Reserved.

 

《作品データ》

『エンド・オブ・ウォッチ』や『フューリー』を手掛けたデヴィッド・エアー監督の最新作はジェイソン・ステイサム主演の痛快なアクション映画!アメリカの片田舎で養蜂家として穏やかな暮らしを送っていた主人公アダム・クレイ。ある日、クレイに納屋を貸した老婦人のエロイーズがフィッシング詐欺に合い、全財産を奪われ自殺をしてしまう。このことでクレイは怒りを爆発され、かつて所属していた組織の仲間から協力を得て詐欺を行った企業を突き止め、復讐をすることに。主人公アダム・クレイ役をジェイソン・ステイサムが演じ、他ジョシュ・ハッチャーソン、ジェレミー・アイアンズ、エミー・レイヴァー・ランプマン、ボビー・ナデリ、ミニー・ドライヴァー、テイラー・ジェームズ、ジェマ・レッドグレーヴが出演。

・1月3日(金)より丸の内TOEI他全国ロードショー【PG12】

・配給:クロックワークス

・上映時間:105分

【スタッフ】

監督・製作:デヴィッド・エアー/脚本・製作:カート・ウィマー/製作・主演:ジェイソン・ステイサム

【キャスト】

ジェイソン・ステイサム、ジョシュ・ハッチャーソン、ジェレミー・アイアンズ、エミー・レイヴァー・ランプマン、ボビー・ナデリ、ミニー・ドライヴァー、テイラー・ジェームズ、ジェマ・レッドグレーヴ

 原題:The Beekeeper/製作国:アメリカ、イギリス/製作年:2024年

公式HP:https://klockworx-v.com/bkp/

 


《『ビーキーパー』レビュー》

 

アメリカでは丁度1年前ぐらいに公開をし、昨年後半から噂に聞いていた作品で、日本公開が待たされたデヴィッド・エアー監督兼製作、ジェイソン・ステイサム主演兼製作のアクション映画『ビーキーパー』。予想通り、いやそれ以上に痛快な「ジェイソン・ステイサム無双」なアクション映画で、

新年早々スカッとさせてくれる!

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 要するに田舎で静かに暮らしていたジェイソン・ステイサムが隣人をフィッシング詐欺を行う企業に殺されて激怒、からの詐欺を行った企業へのかちこみ&さらに大元の組織を探し、さらなる復讐、といった復讐劇だが、復讐を遂行するジェイソン・ステイサムが演じるアダム・クレイだけでなく、大元の詐欺組織のボスに当たるジョシュ・ハッチャーソンが演じるデレク・ダンフォースら周辺、あと被害者エロイーズの娘でもあり、且つクレイが暴れた各所を捜査するヴェローナとその相棒のマット・ワイリーらFBIの動きといった3方向でストーリーを展開。とにかく展開が早く、普通なら前半のアダム・クレイが企業にかちこんだことだけでもジェイソン・ステイサム主演のアクション映画が1本作れそうだけど、そこを大組織の末端の企業にして、さらなる上の組織、そしてそのまた上の大元の組織といった感じで追い詰めて行く。

 

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中盤まではまさしく「ジェイソン・ステイサム無双」なアクション映画。考えてみればマ・ドンソクをジェイソン・ステイサムに替えたジェイソン・ステイサム版『犯罪都市』にも見えるが、ジェイソン・ステイサムは刑事でもFBIでもなく、FBI内秘密組織「ビーキーパー」の元工作員で、現在はガチの養蜂家のおじさんというのがポイント。つまり「田舎の養蜂家のおじさんが実は馬鹿強い元工作員でした」という話で、そこの部分では『Mr.ノーバディ』にも通じるものがある。

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追い詰められる組織のボスのデレクを演じたのは『ハンガー・ゲーム』でのジェニファー・ローレンスに次ぐメインキャストを演じたジョシュ・ハッチャーソン。記憶に新しい所では昨年日本公開したブラムハウス・プロダクションズ製作の『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』でもボンクラな主人公を演じていたが、本作では組織のCEOながらかなりクズで、普段ボンクラながらもベビーフェイスを演じていたジョシュ・ハッチャーソンがヒールを演じるというのが新鮮味がある。加えてそれを助けるのがジェレミー・アイアンズが演じる元CIA長官で、このナイスミドルがバカ息子をなだめつつ現場を指揮する姿が似合っている。

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あと細かくは書けないが、ドラ息子デレクのとてつもなく偉い親というのもポイントで、彼女を女王蜂に見立て、それを元CIA長官らの部隊が守る構図は蜂の大群のようでもあり、アダム・クレイは養蜂家でありながら敵の本拠地を叩き、そのサマが蜂の巣を壊すかのようでもある。クレイはビーキーパーでありながらビーブレイカーでもある所がなんとも皮肉である。また、この「ビーキーパー」の工作員もアダム・クレイの後任がいたり、またクレイの「ビーキーパー」かは不明だがかつて「ビーキーパー」の工作員と戦った経験がある敵も出て来たりし、よりレベルが高いバトルが見られる。

 

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後半になればなるほど無茶な潜入術を見せ、そこがマ・ドンソクの『犯罪都市』シリーズとは違い、スパイアクション風に描かれている。もう少し秘密組織「ビーキーパー」の裏側も見たいし、アダム・クレイの過去も見たいが、その辺りは続編や前日譚がありそうな作り方で、今のところは続編等のアナウンスはないがあのラストはいかにもそんな感じだし、まだまだ謎というかもやもやが色々ある。

とは言え、2025年の年始めに見るには爽快なアクション映画である。

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1 件の返信 (新着順)
YOSHIA
2025/02/04 11:31

スカッとする映画です😆🎵🎵
予告編等で気になっていたので早くレンタルしたいです👍️


じょ〜い小川
2025/02/04 13:22

ジェイソン・ステイサムが激怒で詐欺会社やその親元企業にかちこむ様子は往年のファミコンのアクションゲームのようなノリでしたし、敵側もジョシュ・ハッチャーソンが演じるボンボンがあれやこれや策を練る様子も良かったですね。