アレが☆パラダイス
2025/12/20 21:38
富江
伊藤潤二の原作漫画作品「富江」の実写映画シリーズの初代版。
美しく…そして謎めく魔性の魅力を放つ富江は、男たちを虜にしていく。男たちは富江を殺したいほど愛し…やがて殺してしまう。しかし何度殺してもバラバラにしても富江は再生を繰り返し生き返る。富江は何をしても死なない。不気味な富江に狂わされていく人々を描いたホラー作品。初代富江役を演じたのは菅野美穂。「富江」シリーズは一通り見たが、やはり自分は初代「富江」が一番のお気に入り。富江のミステリアスな美貌と存在しているだけで恐ろしいと感じる狂気が重なった姿を演じて魅せたのは菅野美穂だけだと思う。見どころは、物語の後半でもう一人の主人公「月子」が病院のベッドで縛られている。そこに富江が現れ袋から素手でゴキブリを取り出して笑いながら顔に近づけるシーンである。目つきといい、性格の悪さといい、素晴らしい怪演だ。映画の撮り方も90年代Jホラー独特の陰鬱な哀愁さが漂っており、春夏秋冬問わずどんな季節に鑑賞しても夏のジメジメとした湿った雰囲気を体験することができる。全体的に薄暗いので富江の不気味さも倍増に再現できている。菅野美穂主演で別作品の「催眠」もあるが、これもまた富江と違った別の気味悪さを堪能できるのでおすすめしたいです。
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