村松健太郎
2024/02/20 15:42
やっぱり面白い、タイカ・ワイティティ最新作『ネクスト・ゴールウィンズ』
映画の情報調べてみて”この監督でこのテーマなら外しはしないだろう”という観客の事前の心構えのようなものは時として変なプレッシャーや誤解を生んだりすることもあると思います。
しかしサッカー世界最弱国のナショナルチームの一念発起(と言っても一点取りたいというだけ)の物語と言われてしまい。しかもそれが実話で、さらに監督がタイカ・ワイティティと言われたらそれはまぁ面白いこと間違いないと思ってしまう方が自然だと思います。
監督は劇中の愛すべき下手くそたちを非常に優しくそしてちょっと皮肉も入った何とも言えない視線でもって、描き出します。
サッカーについてはプロなコーチ(マイケル・ファスベンダーが好演)も人生の舵取りは下手くそなのがまた良いです。
上映時間が104分となっていて、けっして大仰な物語ではありませんが愛すべき映画に仕上がっていました。
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