DISCASレビュー

k.a
2026/01/29 07:43

バンブルビー

『バンブルビー』は、私にとってトランスフォーマーシリーズの中で一番心温まる、純粋に愛おしい作品です。2018年のスピンオフで、トラヴィス・ナイト監督が手がけたこの映画は、マイケル・ベイのド派手でカオスなシリーズとは完全に別物。1987年を舞台に、声帯を失ってラジオから音楽を引っ張り出して話す黄色いロボット・バンブルビーと、父親を亡くして孤独を抱える少女チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)の友情物語が中心なんですよね。

バンブルビーのデザインと動きが、もう最高にかわいい。戦闘時はカッコよくて頼もしいのに、チャーリーと一緒にいるときは子犬みたいに無邪気で、表情豊か。ラジオの曲で感情を表現するシーンが特に好きで、ビートルズの曲に合わせてダンスしたり、悲しいときはしおれたりする姿に、毎回胸キュンします。チャーリーが彼を修理して、初めて変形する瞬間とか、二人で海辺をドライブするシーンは、ただのロボット映画じゃなくて、まるで『E.T.』みたいな純粋な友情と成長の物語。アクションもちゃんと派手で、ドロップキックやビームの戦闘が爽快だけど、全体のトーンが優しくて、観終わったあと心がポカポカするんです。

シリーズのファンとしては、バンブルビーがこんなに「人間らしい」感情を持って描かれたのが嬉しくてたまらない。過去のトランスフォーマー映画で「ロボットなのに冷たい」って感じてた部分を、全部払拭してくれた作品。チャーリーの家族との関係も丁寧に描かれてて、母親や弟との絆が少しずつ深まっていくのもいい味出してる。

 

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