火山湖の大怪獣
火山湖の大怪獣
1977年 アメリカ 日本未公開
スタッフ 監督:ウィリアム・R・ストロンバーグ 脚本:ウィリアム・R・ストロンバーグ、
リチャード・カーデラ 特撮:デビッド・アレン、ランディ・クック、ジム・ダンフォース
撮影:ポール・ジェントリー ミニチュア:トム・シャーマン
キャスト リチャード・カーデラ、リチャード・ギャリソン、ケイシー・コッブ、グレン・ロバーツ、
マーク・シーゲル、ボブ・ヘイマン、マイケル・F・フーバー、スザンヌ・ルイス ほか
ある日、アメリカの片田舎で発見された先住民の洞窟に恐竜らしき壁画が描かれているのを調査に来ていた大学教授のカルキンズ博士と助手が発見する。時を同じくして火山湖に小型隕石が落下。落下自体は大したことは無かったが、それから半年後、魚が全く採れなくなったり、釣りに来ていた男が生首だけで発見されたり、牛が行方不明になったりという事件が何度も起こった。事態を重んじた保安官のスティーブはカルキンズ博士に調査を依頼し、その結果、遺体からは既知の生物には全く見られない歯形があることが判明する。その後、強盗を追っていた際にスティーブは自らの目で騒動の元凶であるプレシオサウルスを目撃し、住民の安全からその抹殺を考えるようになるが・・・。

1975年『ジョーズ』の流れをくむモンスターパニック作品で、手間のかかるストップモーションを用いて作成されているが、予算の都合上、田舎の村を中心にした非常に小ぢんまりとした作品となっている。ただ、ストップモーション部分の特撮を担当したのは『おかしなおかしな石器人』や『SFレーザーブラスト』などを手掛けたデビッド・アレン、『ロードオブザリング』のランディ・クック、『恐竜時代』や『ジャックと悪魔の国』のジム・ダンフォースなどのそうそうたるメンバーであるため、そこに関しては一見の価値あり。なお、本作は日本未公開であるが、テレビでの放映はされており、その時のタイトルは 『魔の火山湖・甦った巨大生物の恐怖』 でした。