『デイブレイカー』はヴァンパイア達のSDGｓやぁー
デイブレイカー (2009)
DAYBREAKERS
この作品を観たのは、同じ監督の『プリデスティネーション』を観ておもしろかったのと
おもしろかったので書いたコメントにさっちゃんさんから、おすすめ頂いたからでした
監督とコンビのイーサン・ホークに加えて、ウィレム・デフォーが出てる！ ラッキー
ボウガンで撃たれているのに、腕に矢が刺さってるのにヴァンパイア・イーサンは、なぜ人間を助ける？ なんで 血ーすうたろか せえへんの？
そうなんです 今や（映画は2019年の設定 コロナを予測していた？）地球上は、ほとんどヴァンパイアで溢れかえっていて、人間は絶滅危惧種 隠れて暮らしている
でも、ヴァンプは、生きていくのに人間の血が必要なのでイーサン博士は代用ブラッドの研究開発をしてるって設定 んで
弟さんが、アーミーか何かで食糧確保の為、人間を狩る方の人って設定
『ブレードランナー』のにおいがする ディテクティブ・アクションや！
不法侵入してきた化け物ヴァンパイア（サブサイダーって呼ばれてる ヴァンプ同士で血を吸うと化け物に成り下がる）を兄弟でやっつけるとこなんか、ネクサス6とハリソン君のバトルを彷彿
『マトリックス』のにおいがする
生き血の保管施設、狩られた人間を入れたポッドが何百、何千も整列しているイメージ
スターウォーズ 銀河共和国の元老院評議会の議員席の整列も彷彿（上の画像ではそうでもない）
色んな建造物や施設、家のイメージは暗く、メタリックなイメージでかっこよく プロダクションデザイナーを誉めてあげたい
全てが世界を支配するヴァンパイア様向け仕様 色んな設定を説明なしでぶつけてくる感じが、かえって清々しかった
日光は絶対にダメとか（車はフロントも含めフルスモーク）、生き延びるためには人間の生き血が必要とか、ヴァンプ同士で血を吸うと化け物ヴァンプになっちゃうとか
導入部は、状況把握に必死でしたけど、途中からはスムーズに映画へ ダイブイン
でも、後半に出てきた新設定には（ネタバレ自重）… ちょっともう お腹いっぱいかなぁー
生き血商社社長役のサム・ニールがいい 『ジュラシック・パーク』での頭がいい＆気のいい博士っていうイメージをカラコン着けて払拭 よくこの仕事受けたな とも思う
キャサリン・キーナーのちょっときれい版というか（失礼）、マデリーン・ストーのちょっと残念版というか（ごめんなさい）
主演のクローディア・カーヴァンがいい（この人も『プリディスティネーション』のサラ・スヌーク同様にダウンアンダーからの人）
オマケ
ちょっとしか出てこないですが、デフォーの愛車（たぶんムスタング マックィーンの車 in『ブリット』 後半はファイヤバード ポンティアック トランザムが入替登場）がカッコイイ
車で言いますと劇中に出てくる車は、オールヴァンパイア仕様フルスモーク、360度ドラレコほぼ戦車はクライスラー、ムスタングはフォード、ポンティアックはGM と往年のビッグ3をまんべんなくプロダクトプレイスメント？（旧車を宣伝してもしかたない？）どういう意図があるんじゃろか？
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投稿を表示ご覧になりましたか！楽しまれたようで何より。
私は吸血鬼ものに眼がないので冒頭の掴みから惹きこまれました。時代設定が２０１９年だったのは忘れていたので、その暗合に吃驚。確かに吸血鬼は疫病の蔓延とつながりがありますよね。（最近の『ノスフェラトゥ』でも吸血鬼が死を運ぶメタファとしてのペストが描かれてました。）
吸血鬼の弱点で、十字架やニンニクはいっさいなしで太陽に弱いという一点に集中したのが物語としてはうまく機能していたように思います。
カニさんはウィレム・デフォーがご贔屓みたいですが、彼は『ノスフェラトゥ』では吸血鬼ハンターのフランツ教授を演じ、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』では実は本物の吸血鬼だったマックス・シュレックを演じており本作を含めて３作の吸血鬼ものに出演しているのが面白いです。
サム・ニールが邪悪な役を演じてますが、『オーメン３』では大人になったダミアンを、『イベント・ホライゾン』では世界最初のワープ航法にチャレンジしたはずの宇宙船が実はおぞましい異世界とつながっちゃって邪悪な存在に変えられてしまう博士を、それぞれ演じてますので、本作のような役もうまいんじゃないかなと思います。