DISCASレビュー

映画『ディープ・インパクト2025』（2025年、タイラー・ジェームズ監督、原題：Sunfall）は、イギリス製作のSFディザスター映画。太陽が異常接近し、地球が壊滅の危機に瀕する中、若き科学者トレバーが真空爆弾で太陽をブラックホールに吸い込ませる計画に挑む。低予算ながら、太陽そのものを敵とする大胆な設定と、天文学・物理学を交えたリアルな描写が特徴。科学者たちの葛藤や家族の絆を描く人間ドラマも織り交ぜ、終末パニックの緊張感を演出する。だが、CGの粗さやストーリーの突飛さが目立ち、Filmarks平均3.2点と評価は控えめ。『ディープ・インパクト』（1998年）とは無関係で、邦題の便乗感が批判されるも、B級SF好きには奇抜なアイデアが刺さるカルト作。