カッツ
2025/12/19 07:41
冒険者たち
1967年のフランス・イタリアの冒険映画。ロベール・アンリコ監督。
映画『冒険者たち』は、アラン・ドロンとリノ・ヴァンチュラという名優が主演を務め、ヒロインにはジョアンナ・シムカスが登場する。彼女はあまり知られていない女優だが、物語の中で静かな存在感を放っている。
男2人と女1人という組み合わせは、アメリカ映画やフランス映画ではよく見られるが、この作品ではそれぞれが夢を抱きながらも、現実に押しつぶされそうなもどかしさを抱えている。そんな中、3人は一発逆転を狙い、沈没船に眠る宝を探す冒険へと乗り出す。
一度は成功したかに見えたが、思わぬ強奪者の登場によって事態は急転。物語は、海にぽつんと浮かぶ要塞島での緊迫した戦闘へと向かう。まるで日本の軍艦島を思わせるような、廃墟のような島が舞台となるラストシーンは、静かでありながら強烈な印象を残す。
夢と友情、そして裏切りが交錯するこの作品は、ただの冒険映画ではなく、人生の儚さと希望を描いた一篇の詩のようでもある。
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