私の好きな映画

村松健太郎
2024/05/16 15:41

分断が進む今こそ見られるべき『ボブ・マーリーONE LOVE』

伝説的なレゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの重要な瞬間を切り出した逸品。

これまでも『ボヘミアン・ラプソディ』、『ロケットマン』、『エルヴィス』、『Ray/レイ』などの伝記映画が作られてきましたが、本作もその流れにある一本。

 

ボブ・マーリーは病により36歳の若さで亡くなったので、人生の初めから終わりまで描いても非常に短いものになるだろうと思いましたが、映画はさらに彼の人生を象徴する部分だけを選び抜いて描いているためとてもタイトな映画(上映時間105分)となりました。

また彼の妻子が製作に参加している”公式作品”であるために音源もオリジナルをたっぷりと使うことができました。また、母国ジャマイカでは社会現象になるほどの大ヒットを記録しているというニュースも伝わってきます。

世界的に分断が進んでいると言われる今だからこそ音楽の力で人々を一つにしたボブ・マーリーの物語は見られるべきではないでしょうか?

 

全世界的に通用する実在のミュージシャンの伝記映画もそろそろネタ切れかなと思っていましたが、2025年公開予定でキング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソンの伝記映画『マイケル』がクランクインしたとのこと。

マイケルを演じるのは甥にあたるジャファー・ジャクソンという”公式仕様”なので、これは期待できそうです。

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