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じゅーん バッジ画像
2024/05/25 00:15

何度観てもカッコイイ!レザボア・ドッグス

観るたびシビれる!

監督・脚本・出演:クエンティン・タランティーノ

時間:99分

製作年:1992年


タラちゃん衝撃のデビュー作


あんまりにも好き過ぎて、ネタバレとか諸々あるけど、そんなの関係ねぇ!で行くから、ついてきな!!最初からもうニヤニヤが止まらない。もう、情熱が止まらないよね!!タランティーノの名前が出ると今度は涙が出そうになったわぁ。

去年もタラちゃんのドキュメンタリー映画『クエンティン・タランティーノ映画に愛された男』を観ましたが、やっぱり私の映画人生で彼の作品が多くを占めていて、バイオレンスの魅力を教えてくれた事を思い出す。過激で暴力的なインディーズ映画。常に下ネタ、女性蔑視で人種差別。ニガーという言葉を私はタランティーノの映画で知った。その始まりが彼のデビュー作であり大傑作の、この映画だ!!


カッコイイシーンの連続


冒頭のダイナーのシーンは、やはり何度観てもカメラワークが秀逸。丸テーブルをグルグルしながら、まるでMVのようで大好きなシーン。
そして誰もが知る、♪リトルグリーンバッグが流れる中、黒服達が不思議なコマ送りのようで自然なスローテンポで楽しく駐車場を歩いていく。

くぅ〜、カッコイイ!そして、タイトルが出てキャストの名前が出ているそばから、既に向こう側では声が聞こえてくる。

ティム・ロスだ。とにかくこの作品は、ティムロスが完璧で素晴らしい。そして、ティムロスの命の長さで映画が進む。

ラリー(ハーベイ・カイテル)が運転する中、血だらけのティムロス(この時まだ役名が明かされていない)白いシートが効いている。腹を撃たれて死ぬ程痛そうだが、下手するとコントみたくなりそうなギリギリを演じていて、尋常じゃない緊迫感を演出してみせている。すんばらしい。アジトに着いてボスのジョーを待つ。

しかし、そこに現れたピンク(スティーブブシェミ)は、ハメられたと騒ぐ。この中に警察のネズミ、いわゆるスパイが潜り込んでいると。強盗に失敗して、散り散りになった6人。それぞれがアジトを目指して、少しずつ集まります。色んな説明をすっ飛ばして、観ている者をどんどん巻き込み引き込ませます。まず、ホワイト(ハーベイカイテル)。何故この計画に参加する事になるのかが描かれる。ちなみにハーベイだけはオーディションではなく、初めからこの役に決まっていました。

ネズミはこの血だらけで死にかけてるオレンジ(ティムロス)だと、ピンクが言う。と、撃たれた責任を感じていたホワイトがピンクと一触即発。ピンクが床に仰向け、ホワイトがそのピンクに向けてお互い銃を向けている有名なシーン。くぅ〜、カッコイイ、パート2!

とそのまま長回しで、それを眺めるブロンド(マイケル・マドセン)キャーーー、これまた画になるぅ。あ、すみません。あまりにも好き過ぎて興奮しました、ハァハァ。
終始、正論をぶちまかすピンク。私はこの作品の中で1番嫌いです。必要なキャラなんですけどね。感情的に流されて行くチンピラ達が可笑しくもあり、切なくもあるのがこの作品の良さ。そこと対極にいるのがピンクなんで、どーしても嫌い。あ、最初はタラちゃんがピンク役をやる予定だったんですよー。結果ブシェミの演技が良くて、タラちゃんはブラウン役に落ち着きました。さて、ブロンドは1番ジョー親子に義理堅い役。

ボスのジョーの息子エディ(クリス・ペン、名前でわかりますかね、ショーン・ペンの弟です)にムショから出てすぐ挨拶に来る。勿論、仕事に参加。ブロンドは1人警官を現場から人質に連れてきていた。トランクから出して拷問が始まる。ブロンドはサイコ野郎で、その警官の耳を音楽に合わせて削ぎ落とします。


いよいよクライマックス!


そして、ここでオレンジの素性が判明します。
オレンジがどうやって潜入出来たのかが描かれます。気に入られる為の小芝居を練習したり、仲間と下見しながらバカ話をします。

この時、車内での話に出てくるパムグリアですが、後にタランティーノ作品『ジャッキー・ブラウン』に主演します。

ジョーとの間を取り持ってくれたギャングを「good guy」と仲間の刑事に報告するシーンでは、仲間に戒められます。ただのクズなんだと。こーゆー所が最後に、オレンジがホワイトに感情移入しちゃう前振りだったりもするんです。
【仁義】
正にこの言葉で表される事が、ラストに待ち受けている。


日本愛も感じる


英語では表せない、この言葉がタラちゃんは大好きで、日本や台湾などアジア文化や作品をリスペクトしてくれているのも、タラちゃんが好きな理由のひとつです。悪党でチンピラなギャングが、まさかの感情に翻弄されながら、オチに呆然となりシビれること間違いなし!!
ラスト、エディは誰に撃たれたの?笑笑
彼自身も言ってるけど、この撮影、編集が気に入ってるから、ディレクターズカットを出す事はないそうだ。まだまだ語りたりないけど、観るたびに好きが溢れます♡

 

じゅーんの過去のコラムは、コチラ
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1 件の返信 (新着順)
そぜシネマ
2024/06/18 05:20

サントラセンス良すぎのタランティーノ作品でも一番好きですね。ドライブシーンの『ウガチャカウガウガ』はしばらく耳から離れまへん。


じゅーん バッジ画像
2024/06/18 08:22

タランティーノ映画は音楽も間違いないんですよー!これとキルビルも持ってますけど、今でも聴くと当時が蘇ります!
タラちゃん映画は、日本人のオタク気質を刺激しますよね〜♡