DISCASレビュー

カッツ
2025/11/28 07:43

アトミック・ブロンド

2017年公開、デヴィッド・リーチ監督、シャーリーズ・セロン主演のアクション映画である。舞台はベルリンの壁崩壊が迫る1989年秋。MI6は潜伏中のスパイが殺害された事件を受け、謎の組織を壊滅させるためにローレン・ブロートンをベルリンへ派遣する。彼女は現地責任者デヴィッド・パーシヴァルとタッグを組むが、互いに対立しながらも次第に驚くべきコンビネーションを見せ始める。

物語はスパイ同士の駆け引きが複雑に絡み合い、一度観ただけでは理解が難しいほど展開が激しい。誰が味方で誰が敵なのか、最後まで緊張感が続く。結局ローレン自身がどこのスパイなのかも謎めいており、観客を翻弄する構成になっている。

しかし、主演のシャーリーズ・セロンの美しさと迫力あるアクションは圧倒的で、ストーリーの難解さを超えて強烈な印象を残す作品だった。

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