サブウェイ123 激突
サブウェイ123 激突
2009年 アメリカ 劇場公開:2009年9月4日
スタッフ 監督:トニー・スコット 脚本:ブライアン・ヘルゲランド 原作:ジョン・ゴーディ
『サブウェイ・パニック』 製作:トッド・ブラック、トニー・スコット、ジェイソン・
ブルメンタル、スティーヴ・ティッシュ 製作総指揮:バリー・H・ウォルドマン、マイ
ケル・コスティガン、ライアン・カヴァナー 音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
キャスト デンゼル・ワシントン、ジョン・トラヴォルタ、ジョン・タートゥーロ、フィル・ルイス
・ガスマン、ジェームズ・ガンドルフィーニ、マイケル・リスポリ、ベンガ・アキナベ、
ジョン・ベンジャミン・ヒッキー、ヴィクター・ゴイチャイ、ラモン・ロドリゲス ほか
ニューヨーク市地下鉄にてライダーと名乗る男が仲間たちと共に普通列車「ペラム123号」をハイジャックする。彼の仲間には前科者で、地下鉄を熟知する元運転手フィル・レイモスがおり、彼らは手際よく行動すると先頭車両を切り離して乗客19名と運転手を人質とし、1時間内に1,000万ドルの身代金を用意するよう列車無線で交通局に要求する。この連絡を受けたのはベテランの主任管制官ウォルター・ガーバーであり、ライダーはガーバーとのやり取りを楽しむように会話する。間もなくして通報を受けたニューヨーク市警が駆けつけ、現場担当のカモネッティ警部補がガーバーに代わり、ライダーと交渉しようとする。ライダーはガーバーに代わるよう要求し、これを無視されると激怒して見せしめとして運転手を射殺する。結局、ガーバーが交渉役として戻ることになる。

1974年の『サブウェイ・パニック』のリメイクですが、こちらの方が馬力のある作品に仕上がっていると思います。『サブウェイ・パニック』にあった独特なオシャレな感じはありませんが、迫力やスリルがあり楽しめました。ガーバーが犯人であるライダーに、度々交渉を持ちかける会話劇が素晴らしいです。撮影では、実際にニューヨークの地下鉄車両と路線が使用されました。地下鉄の運行を妨げないよう、撮影は主に深夜や週末に行われ、スタッフとキャストには大きな負担がかかりました。このリアルなロケーションが、映画の閉塞感と臨場感を高めることに成功しています。デンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタは、この作品で三度目の共演を果たしています。二人は、劇中で一度も直接顔を合わせないまま、無線を通じての交渉シーンだけで強烈な化学反応を生み出すという、高度な演技を披露しました。また、トニー・スコット監督は、映像に強い視覚的なインパクトを与え、独自の色彩と編集スタイルを用いました。彼の特徴的な高速なカット割りと、鮮やかな色調が、地下鉄という暗い舞台設定にもかかわらず、映画全体にダイナミックな活力を与えています。
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投稿を表示短いカット割り、息もつかせない展開、映画全体を包む緊張感で一気に観ることができました。