k.a
2025/07/31 22:22
ハヌ・マン
「ハヌ・マン」(2024、原題:Hanu-Man)は、プラシャーント・ヴァルマ監督によるインドのテルグ語スーパーヒーロー映画。158分、G指定。テージャ・サッジャー主演で、2024年1月にインドで公開され、同年世界興収1位(6月時点、IMDb調べ)を記録。10月4日から日本で日本語字幕版が公開(配給:ツイン)。プラシャーント・ヴァルマ・シネマティック・ユニバースの第1弾。
インドの辺境の村アンジャナドリで、怠け者でこそ泥の青年ハヌマントゥ(テージャ・サッジャー)が、姉アンジャンマ(ヴァララクシュミ・サラトクマール)に叱られながら暮らす。幼馴染のミーナークシ(アムリタ・アイヤル)を助けるため海に転落し、ハヌマーンの力を宿す神秘の宝石「血輝石」を手に入れ、太陽光下で無敵のヒーローに変身。村の悪党を倒すが、闇落ちしたヒーロー、マイケル(ヴァナイ・ラーイ)が石を狙い襲来。物語は姉の悲劇と石の破壊で世界の危機が迫る中、続編へ続く。
ヒンドゥー教の猿神ハヌマーンを基に、「ラーマーヤナ」の神話を現代的スーパーヒーロー像と融合。フルCGとアニメーションの鮮やかな戦闘、ゴウラハリらの音楽が魅力。コメディ、恋愛、姉弟愛が織り交ぜられ、「バーフバリ」を思わせるテルグ映画の派手さが光るが、序章ゆえの未完結感や詰め込みすぎで賛否両論。アクションと神話好き向けの痛快な一作。
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