【映画紹介】2024年公開『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』
こんにちは!レオです!
今回は、Discoverさんにご招待いただき、
ひと足先にオンライン試写会にて鑑賞させていただいた作品をご紹介!
タイトルは「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」です!
皆様は2022年正月に放送されたスペシャルドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』という作品をご存知でしょうか?嵐の二宮和也さんが主演の作品です。
このドラマを製作するにあたってモチーフとなったのが、本作『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』で起きていた第二次世界大戦時の実話なんです。
本作のキーワード
あらすじ
第二次世界大戦が始まったころ、サルヴァトーレ・トーダロはイタリア国王海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニに艦長として潜航していた。1940年10月、大西洋航行中のこと、ライトを消した貿易船のシルエットが夜の暗闇の中迫ってきた。後ほどわかることだが、それはベルギー船カバロ号で、イギリス軍の武器と軍需品を積んでおり、突如潜水艦に向けて攻撃を仕掛けてきた。短くも激しい衝突が起こり、潜水艦コマンダンテが貿易船を大砲で沈めた。その時艦長は、放っておけばそのまま海で溺れ死んだであろう26名の生き残ったベルギー人たちを、国際海洋法に従い救助して近くの安全な港に降ろしに行くという歴史的決断をした。すべての生き残りを乗艦させることで、3日間敵から視認されてしまう海面上を航行しなくてはならなくなり、それは自らの命と船員たちの命を危険にさらすことであった。カバロ号の船長は、アゾレス諸島のサンタ・マリア島で下船した際、なぜ自らの命令で危険を冒してまで救助してくれたのか尋ねた。サルヴァトーレ・トーダロ艦長はこう答えた。その言葉はのちに伝説として語られることになる。
「私の中には2000年の歴史が血肉となって流れている」
見どころ①:実際に作っちゃった
実際にも存在した潜水艦コマンダンテ。
なんとなんと、本作の製作にあたり、これを完全再現したそう!
しかもイタリア海軍全面協力にて!なんて気合の入りようなのか…。
そのおかげもあってか、CGやVFXにはないような圧倒的リアル感を楽しめる潜水艦の映像です。
緊迫したシーンなどの手に汗握る展開はマジで見応え抜群です!
見どころ②:熱き男たちの生き様…!
「敵の船は沈めるが、人間は助ける」
本当にすごい言葉です。だって当時の時代背景を想像してみてください。
第2次世界大戦中です。戦争中なんです。
自らが沈没させた船に対して、自己犠牲を顧みずにこんな発言が出てくる艦長。
敵地の海域で堂々と無防備に救助するんですよ…。
アツすぎる男の生き様に大注目です。
そして艦長に鼓舞された船員たちの熱き姿にも心打たれるものがあります。
ぜひ、熱き男たちの姿を目に焼き付けて欲しいです…!
余談ですが、海の男たちには「シーマンシップ」という精神があるそうです。
これは厳しい海の世界に生きる者同士、いざという ときには互いに助け合う精神ともいうべきもの。まさに本作は、シーマンシップが丁寧に描かれた作品でした。
見どころ③:ド派手な戦闘シーンはない。でも…。
戦争映画や潜水艦が出てくる映画の魅力の1つに必ずあるのが、「ド派手な戦闘シーン」ですよね。
実は、そういったド派手な戦闘シーンはないんです。
じゃあ観る価値ないやんって思ったあなた!
本作の魅力はそこじゃないんですよね。
どうして、ド派手な戦闘シーンがないのか。
イタリア人とは何者なのか。
海の男たちの結束力の強さはどんなものなのか。
真に強い者とはどんな人たちなのだろうか。
この映画から感じること、学ぶべきこと、心に響くこと、きっとあると思います。
ぜひ新たな潜水艦映画、戦争映画を楽しんで観てほしいです。
最後に…
この作品で描かれるお話は物語ではありません。実話です。
第2時世界大戦中に起きた奇跡のような実話はたくさんありますよね。
エニグマ、ダンケルク、ハクソー・リッジ、真珠湾、原爆…
たくさんの実話が映画化されてきました。その度に思うんです。
こんなことが繰り返されてはならない。絶対に。
本作は、戦争中でも"人"の心を失わずに抗った男たちの実話です。
エンタメとして楽しみながらも、心に刻まれる作品だなと強く感じました。
2024年7月5日より劇場公開です。ぜひ劇場まで行ってみてください。
そして一緒に未来を語りましょう。
Discover usさん、
貴重な機会をいただき、本当に本当にありがとうございました。
キャスト:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ、ヨハン・ヘルデンベルグ、アルトゥーロ・ムセッリ、パオロ・ボナチェリ、シルヴィア・ダミーコ
監督:エドアルド・デ・アンジェリス
プロデューサー:ミハウ・クフィェチンスキ、パトリック・ペリディス
脚本:サンドロ・ヴェロネージ、エドアルド・デ・アンジェリス
撮影:フェラン・パレデス・ルビオ
音楽:ロバート・デル・ナジャ(3D)
2023/イタリア・ベルギー/イタリア語・オランダ語/シネマスコープ/121分/ 原題:Comandante
配給: 彩プロ ©2023 INDIGO FILM-O’GROOVE-TRAMP LTD-VGROOVE-WISE PICTURES
いかがでしたしょうか?
もしご興味持っていただけたら、ぜひいいね!をお願いします☺️
Instagramでも映画紹介を発信しているので、ぜひ遊びにきてください!
それでは!またね〜!