DISCASレビュー

ジェリー・ゴールドスミスの「ネメシス S.T.X.」のオリジナル・サウンドトラックは、銀河の闇にエンタープライズの航跡が刻まれるような、荘厳で緊張感あふれる音の叙事詩。スチュアート・ベアード監督のSF大作に寄り添い、オーケストラの重厚なうねりと電子音の冷たい脈動が、ピカード船長とクローンの宿命を抽象的に描き出す。ブラスの力強い響きが戦いのスリルを煽り、弦楽の切ない震えが別れの哀しみをそっと照らす。抑制されたリズムは宇宙の静寂を、壮大なコーラスはフォースの遺産を静かに呼び起こす。TSUTAYA DISCASでこのディスクをレンタルすれば、星々の間で心が震える、壮大で感動的な音の旅が広がる。