DISCASレビュー

k.a
2025/11/07 07:39

ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス

ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス (Post Mortem, 2010)

ピチ・ルメット監督のチリ製エロティック・スリラー。1973年のピノチェトクーデター下のサンティアゴで、検死官のトーマスが、隣人のカブレラダンサーの死体を前に性的執着に溺れ、狂気の愛と政治的混乱に沈む。モノクロ調の不気味な映像と生々しい死体描写がじわじわ効き、孤独と抑圧の心理が秀逸。ダークロマンス好きにぴったり、グロとエロ耐性必須。

コメントする