DISCASレビュー

映画『ラスト・ブレス』（2024年、ヨアヒム・ヘデン監督、ルイーザ・クラウス主演）は、スウェーデン製作のサバイバル・スリラー。ダイビング愛好家の姉妹、トゥーヴァとアグネスが、ノルウェーの海底洞窟でダイビング中に落石で閉じ込められる。酸素残量がわずかで、姉妹の絆と冷静な判断が試される中、絶望的な脱出劇が展開。実話ベースの緊張感と、海底の閉塞感を捉えた映像が圧倒的。ルイーザ・クラウスとソフィア・ヘリン（姉役）の感情的な演技が光るが、ストーリーの単純さや一部の強引な展開が気になる声も。