【映画紹介】2024年公開『ミッシング』

こんにちは！レオです！
今回ご紹介させていただくのは、2024年公開の作品『ミッシング』です。
主な出演者は、石原さとみさん、中村倫也さん、青木崇高さんです♪

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個人的感想

今まで映画たくさん観てきました。こんな感情になったの初めてです。
「今すぐこの映画館から出て帰りたい。」
『つまらなかった』ではないです。
『余りにも辛すぎた』という感情です。
感情移入をさせられすぎました。
でも…これが『面白かった』って感情かも。
家族の心情、報道の意義、SNSパワー…
吉田監督の真骨頂ですね…笑
僕的にはスーパー鬱映画。鬱映画好きにはおすすめかも。

あらすじ

とある街で幼女の失踪事件が発生し、懸命の捜索にもかかわらず発見できないまま３ヵ月が過ぎていた。母親の沙織里は、世間の関心が薄れていくことに焦りを感じ、夫・豊との温度差にも苛立ちを募らせていく。そんな中、娘の失踪時の沙織里の行動が明るみになり、インターネットで誹謗中傷の標的になってしまう。一方、沙織里が唯一頼りにしていたテレビ局の記者・砂田には、取材の方向性を巡り、より視聴率を重視するよう上からの指示が出るのだったが…。

見どころ①：こんな石原さとみ見たことがない…

皆様は石原さとみさんにどんなイメージを持っていますか？

「綺麗」「フェイスラインが超綺麗」「リッチマンプアウーマンで魅力爆発」「失恋ショコラティエで魅力大噴火」「の割に結構サバサバしてる」「旦那さん超金持ち」「こないだ放映終わったドラマで検事やってたな」「とんでもない努力家」

僕のイメージはこんなところです。笑
そんなイメージを全てぶっ壊してきました。
詳しくはぜひ鑑賞していただければと思うのですが、とにかく衝撃的すぎました…。
我が子のために狂っていく母の姿。あまりのお芝居力に衝撃が凄すぎました。

見どころ②：マニアック層に大人気の監督・吉田恵輔

本作でメガホンを取った吉田恵輔監督。
「ヒメノア〜ル」「神は見返りを求める」「空白」などなどで衝撃を与えてきた監督。
極限状態に追い込まれた人間の感情を表現していくのが魅力的な監督だなって思います。
本作では、極限状態に追い込まれていく母の姿を描きつつ、
報道のあり方、インターネットの恐怖など、現代の社会問題にも通ずるようなテーマもありました。
なんだろ、この監督の作品！大嫌いのはずなんです！笑
でもこの方の作品、全部見ちゃうんです。人間の心理って不思議。

見どころ③：直談判から始まった企画

始まりは今から7年前。30代に突入した石原さとみさんは”石原さとみ”に飽きていたそう。
何とかして自身のイメージを変えなければと思っていたそうです。
そこで、吉田監督のもとへ行き、「私を変えてほしい」と直談判。
自分の世間イメージ的にも、吉田監督が描くような作品からオファーが来ることはないだろうと思い、敢えて自ら売り込みをかけたとのこと。
自らの熱い想いが実ったのが、約3年前。その脚本はまさに彼女が求めていたものでした。
彼女が演じなければならない役は、極限の精神状態まで追い込まれていく母。
脚本が届いた後に、自身も出産を経験し、ものすごいプレッシャーを感じたそうです。
本作は彼女の出産後の復帰作。彼女にとっては、ある意味”デビュー作”でした。
「お芝居する」ではない。「役を生きる」こと。本作で改めて意識したことだそう。
そんな彼女の”デビュー作”は、衝撃の姿が目に焼き付いて離れません。