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2025/07/10 14:47

デイ・アフター・トゥモロー

デイ・アフター・トゥモロー

 2004年 アメリカ 劇場公開:2004年6月5日

スタッフ

監督:ローランド・エメリッヒ

脚本:ローランド・エメリッヒ、ジェフリー・ナックマノフ

製作:ローランド・エメリッヒ、マーク・ゴードン

キャスト

 デニス・クエイド、ジェイク・ジレンホール、エミー・ロッサム、

 イアン・ホルム、セーラ・ウォード ほか

 

南極の棚氷をドリルを使って穴を掘り、氷の地層を調べる調査をジャック達は行っていた。掘っていた穴から棚氷が半分に割れ、ロードアイランド州程の大きさの氷の大陸が海へと流れていってしまった。それは地球温暖化によるもので、サンプルを持ち帰りニューデリーで行われた「地球温暖化 国連会議」でジャックはその事を発表し、早急に対処しないと大変な事にな

るとベッカー副大統領に直訴するが取り合っては貰えなかった。極地の氷が解ける事で海流の変化が起きると、遠い未来にそれが起きるとジャックは予測していたのだ。

温暖化で氷が溶ける事により淡水が海に流れ込み、塩分濃度の低下が限界を超え海流が変わり異常気象が起こるとの予測通り、まさに今その時を迎えようとしていた。そしてラプソン博士

から「始まったよ」と報告が入る。北大西洋で海水温が13℃も下がったと言うラプソン博士にジャックは、「これじゃ、早すぎる」と言った。ジャックの予想では遠い未来に起こるはずの現象が、今起きており地球は1万年ぶりに前代未聞の氷河期へと突入しようとしていた。しかも驚いた事に、計算し算出した結果が6週間から8週間の間に起きるという事実だった。

良くも悪くもエメリッヒ監督らしさがギッシリ詰まったディザスター超大作で、いつもながら賛否の分かれどころが幾つもある。テーマやVFX映像に関しては申し分ないと言っても良い!地球温暖化による氷河期に対する人類の無力さや、家族愛、そして生き延びる為の絆や知恵や勇気など、実際自分がこの状況に遭遇した場合には、一体どう言う行動を取るのだろう?と考えさせられる“備え”として有意義なテーマを持った作品の一つかも知れない。

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