DISCASレビュー

ラロ・シフリンの「ラッシュアワー2」のオリジナル・サウンドトラックは、香港とラスベガスのネオンが火花を散らすような、クールでエネルギッシュな音の疾走劇。ブレット・ラトナー監督のアクション・コメディに寄り添い、ヒップホップの重いビートとオーケストラのダイナミックなうねりが、ジャッキー・チェンとクリス・タッカーのバディ・アクションを抽象的に描き出す。ファンキーなベースとブラスの軽快な響きがカーチェイスと格闘のスリルを煽り、弦楽の遊び心ある波がユーモアと友情をそっと照らす。抑制されたリズムは策略の静けさを、華やかなメロディは勝利の笑いを静かに呼び起こす。TSUTAYA DISCASでこのディスクをレンタルすれば、ノンストップのバディ劇が心を駆り立てる、活気あふれる音の冒険が広がる。