DISCASレビュー

スタンリー・トン＆アンドレジ・バルトコウィアク監督の「ロミオ・マスト・ダイ」のオリジナル・サウンドトラックは、香港とアメリカのストリートで復讐の火花が散るような、クールでエネルギッシュな音の闘い。ジェット・リーとアリーヤのアクションとロマンスに寄り添い、ヒップホップとR&Bの重いビートが、裏社会の抗争と兄弟の絆を抽象的に描き出す。DMXやティンバランドの鋭いトラックが戦いの緊張を煽り、アリーヤの滑らかなボーカルが愛の切なさをそっと照らす。抑制されたリズムは策略の静けさを、爆発的なコーラスは決戦の昂揚を静かに呼び起こす。TSUTAYA DISCASでこのディスクをレンタルすれば、ストリートの鼓動が心を掴む、スリリングでソウルフルな音の物語が広がる。