村松健太郎
2025/09/10 10:41
英雄を英雄たらしめるものは?『ベートーヴェン捏造』
今ではほぼ捏造とされているベートーヴェンの秘書・シンドラーによるベートーヴェンの伝記がいかに作られたかを描いた一本。
脚本をバカリズムが担当し、これまでもバカリズム作品を手掛けてきた関和亮が監督するということで、安心感がある。毎作ごとに変則的な笑いを仕込んできたバカリズムだが、今回は思った以上にまじめな作りの映画になった。
英雄を英雄たらしめるものは真実なのか?理想なのか?という真理についての物語だった。想いの渦にのめり込んでいく様を独特な目力のある山田裕貴が好演してる。西洋人を日本人が演じることに関しては賛否あるかと思うが、思えば演劇などでは当たり前の手法でもある。
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