まもなく公開！『ソウルメイト』

こんにちは。
学生時代はクラスでどこのグループにも属していなかったDomです。

とある試写で映画を観ていて思ったんです。
学生時代の仲のいい友達は多くても、親友っていないなぁ……って。
でも、大人になってから映画を通じて出会った方々がすごく素敵な人たちばかりなので、皆さんをソウルメイトだと思っています。これからも仲良くしてください！
ということで、今回は来週公開の『ソウルメイト』をご紹介しようと思います。

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～あらすじ～

ミソとハウンは、⼩学⽣からの⼤親友。絵を描くのが好きな2⼈は、性格も価値観も育ってきた環境も違うが、⼤切な存在だった。しかし、ジヌとの出会いが⼆⼈の運命を⼤きく変えていく。想い合いながらもすれ違い、疎遠になっていた 16 年⽬のある⽇、ハウンはミソに“ある秘密”を残して忽然と姿を消してしまう。思いもよらない壮絶な半⽣が紐解かれるとき、涙なしでは観られない“2 ⼈だけの秘密”が明らかになる―。

本作はデレク・ツァン監督の『ソウルメイト／七月と安生』を韓国版リメイク。
主演を『梨泰院クラス』で話題のキム・ダミが演じています。
本作は、一言で言うと「エモくて、上手い」です。

冒頭の1枚の鉛筆画から、1人のアーティストについて語られる導入部分。
この絵画の作者と主人公ミソとの関係はまだ判明していないにも関わらず、深い絆のようなものがこのシーンの端々から感じられます。そして、この時点ですでに私、切なくなっていました。

徐々に明かされていく2人の出会いから現代までの軌跡。その間に挟まれて描かれる現在のミソの暮らし。
この構成が実に巧みで、観ているこちら側をどんどん作品に、2人の距離に、興味を持たせてくれるのです。
気づいたら、自然ともう涙がこぼれるほど夢中になって追いかけていました！

そして、成長の中で変化していくそれぞれの環境。
済州島やソウル、釜山などの韓国の都市が出てくるのですが、都市の特徴が2人の関係や現在地を表していて、ここも切なかった。
田舎で仲の良かった友達が上京した時の気持ちってこんな感じだろうな、と思いながら観ていました。上京後って一筋縄じゃいかず、揉まれて大変な状況だろうな、と。
誰もがどこかで、感情移入したり、周りの人達に置き換えられるようなシーンがあると思うのです。
それがエモかったり、物悲しさを覚えたり、トリガーとなって涙腺を刺激してくるんですよね。