DISCASレビュー

1963年、石原裕次郎、浅丘ルリ子、二谷英明が共演した日活のロマンス・アクション映画である。石原裕次郎の大ヒット曲「赤いハンカチ」を主題歌に据え、音楽と映像が一体となった作品として知られている。

石原裕次郎が最もカッコよく、浅丘ルリ子が一番美しかった時の映画である。劇中で石原裕次郎が歌う「赤いハンカチ」は、物語の情感を引き立てる名シーンのひとつだ。

ただし、物語の展開にはやや稚拙さも感じられ、ドラマとしての深みには欠ける部分もある。それでも、当時のスターの魅力と主題歌の力によって、記憶に残る一本となっている。