k.a
2025/12/19 07:38
花まんま
『花まんま』(2025)は、前田哲監督によるヒューマンドラマ。朱川湊人の第133回直木賞受賞短編集の表題作を原作に、鈴木亮平と有村架純が初共演で兄妹を演じる。
大阪の下町で両親を早くに亡くし、二人きりで暮らす兄・俊樹(鈴木亮平)と妹・フミ子(有村架純)。俊樹は父との約束を守り、妹の親代わりとして懸命に生きてきた。フミ子の結婚が決まり、ようやく肩の荷が下りるはずだったが、幼少期からフミ子が抱えていた「別の女性の記憶」という秘密が再び浮上し、兄妹の絆と不思議な出来事が交錯する。
生まれ変わりや魂の記憶をテーマにした優しく切ないファンタジー要素が織り交ぜられ、タイトル「花まんま」(花びらで作るままごとのお弁当)の意味が心に染みる感動的な展開が魅力。鈴木亮平の熱血兄貴ぶりと有村架純の繊細な演技、子役たちの自然な可愛らしさ、脇役(鈴鹿央士、ファーストサマーウイカ、安藤玉恵ら)の温かみが光る。Filmarks平均3.8点と高評価で、涙腺を刺激するラストに号泣する人が続出。ホラー的な不気味さは控えめで、ノスタルジックな人情ドラマ寄り。家族の絆や喪失をテーマにした作品が好きな人にオススメ。
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