カッツ
2025/11/19 07:41
パフューム ある人殺しの物語
2006年、ドイツ・フランス・スペインの合作。監督はトム・ティクヴァ、出演はベン・ウィショー、ダスティン・ホフマンら。
舞台は18世紀のパリ。主人公は、超人的な嗅覚を持つ香水調合師ジャン=バティスト・グルヌイユ。彼は究極の香水を創り出すために、若い女性の香りを求めて殺人を重ねていく。その執念と狂気は、芸術と犯罪の境界を曖昧にしながら物語を進めていく。
ホラー的な要素も含まれており、香りという目に見えないものをテーマにした映像表現は独特で、観る者に不気味な美しさと不安を同時に与える。美と狂気が交錯する世界観が印象的で、ただの殺人劇では終わらない深みを持った作品だった。
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