魔夜峰央の未完の作品をまさかの実写映画化して大ヒットした『翔んで埼玉』。

そんな“まさか”のよもやの続編です。

GACKTと二階堂ふみが続投したうえで杏、藤原紀香、片岡愛之助と濃い面々が揃いました。

関西の埼玉は滋賀！？

東京都との通行手形を撤廃させた埼玉解放戦線の麻実麗（GACKT)と壇ノ浦百美（二階堂ふみ）は埼玉を一つにするために海を作ろうとします。

解放戦線のリーダー麗が目を付けたのは和歌山の南紀白浜の砂浜、千葉経由で海に出た一行は関西に上陸します。

しかし、その関西は大阪と京都、神戸とその他の地域との極端な格差。

そしてその差別を撤廃しようと闘う滋賀解放戦線のリーダーで“滋賀のオスカル”と呼ばれる桔梗魁（杏）。

麗と魁は日本大阪化計画を進める大阪府知事・嘉祥寺晃（片岡愛之助）に挑みます。

物語はオリジナル、テイストは健在

原作に当たる魔夜峰央の同題コミックは数話だけで、しかも未完の作品ということもあって前作からすでに映画オリジナル要素がたっぷりありましたが、今回は文字通り完全オリジナルストーリーです。

関西に展開することがパワーアップなのかどうか？等題名からツッコミどころ満載なのですが、いわゆる“地元いじり”というのはどこの都道府県にもあることだと思いますので、皆さんの周りでも似たような話を聞いたことがあると思います。

埼玉県人の方でなくても滋賀県人の方でなくとも笑える映画です。

茶番と言われてしまえばそれまでですが、笑ってしまったので映画の勝ちです。

果たして第3弾はあるのでしょうか？そしてどこに行くのでしょうか？