DISCASレビュー

ラロ・シフリンの「ラッシュアワー」のオリジナル・サウンドトラックは、東西の文化がストリートで火花を散らすような、クールでエネルギッシュな音の追走劇。ブレット・ラトナー監督のアクション・コメディに寄り添い、ヒップホップの重いビートとオーケストラのダイナミックなうねりが、ジャッキー・チェンとクリス・タッカーの凸凹コンビを抽象的に描き出す。ファンキーなベースラインがカーチェイスのスリルを煽り、弦楽の軽快な響きがユーモアと友情をそっと照らす。抑制されたリズムは緊張の瞬間を、華やかなメロディは勝利の笑いを静かに呼び起こす。TSUTAYA DISCASでこのディスクをレンタルすれば、ノンストップのアクションが心を駆り立てる、活気あふれる音のバディ・ストーリーが広がる。