寒さも本格化してきて、人肌の恋しさがMaxになる2月がもうそこまで来てます。今回のコラムではそんな時期に観て欲しい恋愛映画を3本紹介します。

恋をするということは、色んな感情が芽生えることでもあります。誰かと一緒に観たいタイプの作品から、1人でじっくり向き合いたいものまで。
 

ぜひ参考にしてみてください！

目次

・～新しく恋をしたい人へ～『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離（ディスタンス）』

・～あの頃の恋を思い出したい人へ～『ちょっと思い出しただけ』

・～愛を知りたい人へ～『her/世界でひとつの彼女 』

『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離（ディスタンス）』

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【あらすじ】
ブダペストからパリへ向かう列車の中、アメリカ人のジェシー（イーサン・ホーク）は向かいの席に座ったフランスの大学に通うセリーヌ（ジュリー・デルピー）に話しかける。会話を重ねる中で互いに惹かれ合うのを感じながら、彼らはウィーンで降車。そして次の朝日が昇るまでのわずかな時間、特別なデートをすることに。

【見どころ】
本作は二人の会話劇がほとんどなのですが、ずっと見てられるんです。心地が良いのにうっすら緊張感が漂う恋愛初期の雰囲気がとても鮮やかに映っていて。お互いの価値観を探ったり、くだらない方向に話が脱線したり。その1つ1つがその人じゃないと生まれなかった内容なんですよね。そんな初々しくも二度と起こり得ない瞬間がこの作品にはたくさん入ってます。初めてのデートで、お互いを知ろうと様々な会話を重ねるあの時間は実はすごく貴重な時間です。振り返ると宝物のようなこの瞬間をこの作品に包み込んでくれたリンクレイター監督には素直に感謝しかないです笑。
 

『ちょっと思い出しただけ』

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【あらすじ】
タクシー運転手の葉（伊藤沙莉）はミュージシャンの男を乗せて東京の夜の街を走っている。トイレに行きたいと言う男を劇場で降ろす。そこからうっすら聞こえてくる音の方向に向かっていくと、そこにはかつての恋人である照生（池松壮亮）がいて。。

【見どころ】
葉が照生を見つめる瞬間から本作は過去へと巻き戻っていく構成になってるんですよね。かつて一緒に過ごしたあの人との思い出を振り返る仕組みになっています。ふとした瞬間から、昔の恋愛の断片を思い出すことってよくあると思うんですが、本作はまさにそれです。時系列は巻き戻っていくので、どうしても最後の方は出会った頃の場面になります。別れてしまった"いま"と出会った”あの頃”の温度差。本作ではその差が喪失とも、成長とも言える見え方になっていて決してセンチメンタルにならない。その絶妙なバランスが何とも心地よく、いい映画を観たなと思える一本です。
 

『her/世界でひとつの彼女』

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【あらすじ】
舞台は近未来のロサンゼルス。長年連れ添ってきた妻と別れたばかりのセオドア（ホアキン・フェニックス）は音声だけでやり取りをする最新型人工知能のサマンサ（スカーレット・ヨハンソン）と出会う。セオドアは次第にサマンサに心を奪われるようになっていき。。

【見どころ】
音声だけの人工知能と恋に落ちるという突飛な設定ですが、本作は現実と向き合う恐怖と勇気を描いていたように思います。ロボットというある種の虚構と関係を発展させる中で、同時に元妻との離婚手続きという現実の人間関係を描いていく。自分の理想通りにならないリアルな対人関係の難しさと、向き合うことの怖さ。でも向き合わないと前に進めないんですよね。。少し非現実的な設定ながらも、長期的な人間関係における愛情のような、本質的なことを描いていたように思います。少し変わり種ですが、酸いも甘いも経験した方にオススメの一本です。
 

【まとめを記載する】

いかがでしたでしょうか？
恋の始まりを描いた作品から終わってしまった恋を思い出す作品、そしてロボットとの恋について描いた作品を紹介してきました。

一口に恋愛映画と言っても、恋愛を通して生じる感情の種類は様々です。そして自分の感覚に近しい作品に出会えるとなんだか嬉しいですよね。こういった紹介記事で皆さんの映画ライフに少しでもお役に立てれば光栄です。

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