k.a
2025/08/06 22:55
ヒューマノイド 宇宙帝国の陰謀
『ヒューマノイド/宇宙帝国の陰謀』(1979年、イタリア/アメリカ、原題:The Humanoid)は、アルド・ラド監督(ジョージ・B・ルイス名義)のSFスペースオペラ。『スター・ウォーズ』(1977年)の影響を受けた作品で、邪悪な帝国の指導者グラフ・ヴァンナックスが科学者クレイグスに命じて巨大兵士ゴリアスを開発し、銀河支配を目論む中、レジスタンスのリーダー、バーバラ(コリンヌ・クレリー)が戦う物語。リチャード・キールが主演。エンニオ・モリコーネの電子音楽とクラシックを融合したスコアが独特の魅力を放ち、『スター・ウォーズ』風の宇宙船や特撮はB級ながら愛嬌がある。リチャード・キールの巨体を生かした存在感は強いが、ストーリーは単純で、チープな特撮や展開の雑さが目立つ。『スタークラッシュ』など同時代のイタリア産SF好きなら、カルト的な楽しさを味わえるが、現代のSFを期待すると物足りないかも。
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