ついに見た「スーパーマン2」!
リチャード・ドナー・カット版
「スーパーマン」新作公開ついでに、その基点となったリチャード・ドナー監督作品についてのお話。1978年公開「スーパーマン」、その後続編として「スーパーマン2」として公開されました。監督はリチャード・レスターに代わっていて、音楽のJ・ウィリアムズからK・ソーンになっていました。あの壮大な交響曲は引用されてますが…

スーパーマン2はもともと製作されたいた噂
このプロデューサー、イリヤ・サルキンドってせこい男?
サルキンド、プロデュース作品「三銃士」の続編「四銃士」を公開したところ、キャスト、スタッフからギャラを巡ってトラブルが発生しました。「三銃士」として完成していたのを長いから後半をカットして、その部分を「四銃士」と別映画で上映したのです。キャスト、スタッフは1本分しかもらってね~と抗議し、サルキンド側は撮ったのを分けただけだと反論するも、キャスト、スタッフへの支払いが発生しました。
このスーパーマンも初回公開時に「2」があると報道されました。「2」のパートはほぼ撮り終えてたようで、R・ドナーが監督でした。この包括契約はM・ブランドやG・ハックマンに破格のギャラを弾んでいたこともあったようです。それ以外、C・リーブなどギャラの高い俳優はでておりません。
R・ドナーがサルキンド側と製作上でもめて、R・レスターが監督となりました。
R・レスターはその「三銃士」、「四銃士」の監督でした。
スーパーマン2はもともと製作されたいた噂
プロデューサー、イリヤ・サルキンドってせこい男?なのか「三銃士」の続編「四銃士」を公開したところ、キャスト、スタッフからギャラを巡ってトラブルが発生しました。
完成していたのを長いから後半をカットして「三銃士」で公開し、後半を「四銃士」と別映画で上映したのです。キャスト、スタッフは1本分しかもらってね~と抗議し、サルキンド側は撮ったのを分けただけだと反論するも、キャスト、スタッフへの支払いが発生しました。
スーパーマンでも「2」のパートはほぼ撮り終えてたようで、R・ドナーがそのまま監督しました。この包括契約はM・ブランドやG・ハックマンに破格のギャラを弾んでいたこともあったようです。それ以外、C・リーブなどギャラの高い俳優はでておりません。
R・ドナーとサルキンド側が製作上でもめて、R・ドナーは降板。
後任監督のR・レスターは「三銃士」、「四銃士」の監督でした。
またその壮大な楽曲を作ったジョン・ウイリアムズも降板していたのでした。
どこまでドナー、どこからレスター?
ドナー・カット版は冒頭が前作のおさらいからはじまり、ルーサーが仕掛けた核弾頭をスーパーマンが宇宙へ放り投げたところ、それがゾット将軍たちを閉じ込めていたバリヤーのものから解放され、宇宙に放たれ地球にやってきてその悪事を働きます。

一方クラークとロイスは出張でナイアガラ滝に行きます。ここでロイスはケントにスーパーマンではないかと詰問し、ケントはとうとう自白します。このあたりに描写がレスター版と違っていたかな?
おおきな違いは北極のクリスタル要塞で現れるM・ブロンドの登場シーンです。
一作目の劇場公開版でM・ブランドの登場シーンはほんのちょっとでした。またこの一作目にはディレクターズカット版なるものがあって、ロイスの死を見て、地球の自転を反転さようとするスーパーマンを説得するシーンがあり(劇場版は声のみ)、M・ブランドの取扱いが大きな差と感じました。

正確にどの箇所が違うか検証できませんけど、質感としてレスター版・劇場公開版はコミック仕立てでした。ドナーの第一作はこのスーパーマンというコミックのヒーローを大人向きのロマンティックさがあり、それが「2」の違和感でした。
ここが相違したところかな?
第一作は指摘したとおり大人向けで、わたしはこちらのほうが好きでした。
当時の世評は「2」のほうが前作より面白いと言われ、夏公開されました。でも一番ヒットしたのは緊急公開された「007ユアーアイズオンリー」でした。
もう一つの差は上映時間。ドナー版はレスター版より10分ほど短いです。
R・ドナー監督の構想に準じた再編集ではありますが、降板した監督の作品が見れたことが貴重だと思います。
そんなデストロイドバージョンがあれば見たいものです。
例えば「トラ!トラ!トラ!」の黒澤明撮影部分とか・・・・
追記:全編ジョン・ウイリアムズのスコアだ!