惑星アドベンチャー スペース・モンスター襲来!
惑星アドベンチャー スペースモンスター襲来!
原題:Invaders from Mars
1953年 アメリカ 劇場公開:1979年12月22日
スタッフ 監督:ウィリアム・キャメロン・メンジース 製作:エドワード・L・アルパーソン 原
案:ジョン・タッカー・バトル 脚本:リチャード・ブレイク 撮影:ジョン・サイツ
美術:ボリス・レヴェン 音楽:モート・グリックマン 指揮:ラオール・クロウシャー
特撮:ジャック・コスグローヴ 編集:アーサー・ロバーツ
キャスト アーサー・フランツ、ジミー・ハント、ヒラリー・ブルック、ヘレナ・カーター、リーフ・
エリクソン、モリス・アンクラム、マックス・ワグナー、ミルバーン・ストーン、ウィリア
ム・ピップス、バート・フリード、バーバラ・ビリングズリー ほか
デイヴィッド・マクレーン(ジミー・ハント)は、典型的な12歳のアメリカ少年で、趣味は天文学。ある日、彼は近くの丘にUFOの姿を目撃した。翌朝彼の父が、働き先の核ミサイル工場から帰った後、別人のようになり、デイヴィッドに冷たくなった。そして間もなくして、母も近所の少女も父と同じようになっていった。この状況を知人に話すデイヴィッドだったが、誰にも信じてもらえず、町の衛生局に勤めるパット・ブレイク女医(ヘレナ・カーター)に相談した。彼女は、デイヴィッドを連れて、友人の天文学者スチュアート(アーサー・フランツ)のところに行った。その話に興味を示した彼と2人は協力して調査にのり出すことにする。

天文学に興味をもつ勇敢な少年が、地球の危機を救うため火星人の侵略に立ち向かう少年の活躍する姿を描くSF映画。かつて「火星人の襲来」の題でTV放映されたきりだった50年代名作で1979年に劇場公開された。2024年にはアメリカ国立フィルム登録簿に登録された。この映画で特筆されるのは、監督です。元々は美術監督として映画界に入ってきたメンジーズが有名になったのは、1924年製作の『バグダッドの盗賊』でした。古すぎてほとんどの人は見た事が無いと思いますが、モノクロ、サイレント映画ながら、今見ても十分に楽しめるファンタジー映画の傑作です。メンジーズは、後に名作『来るべき世界』(1936)を監督します。監督作品なので、面白くないわけがないはずです。テンポがいいので、地味ながらクライマックスまで飽きさせる事無く一気に見せます。オチもちょっとひねってあって面白いです。特撮のショボさも含め、レトロなアメリカの雰囲気が楽しめるこの作品はB級SFファン必見の映画です。