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私の好きな映画

飛べない魔女
2024/04/20 17:19

心が疲れた時に見たい古き良き時代の映画6選(洋画編)

私が最近見た古き良き映画の中で

特に心に残った作品をご紹介します。

心が疲れた時に、ホッと一息出来る映画です。

肩が凝ることなく、それでいて心が癒される、感動あり、涙あり、ハラハラドキドキあり、そんな古き良き時代の映画を

自宅でのんびりカウチポテトでいかがでしょうか?🥔


🎦何という行き方!🎦

(WHAT A WAY TO GO!)

1964年 アメリカ 111分

監督:J・リー・トンプソン

出演:シャーリー・マクレーンディーン・マーティンポール・ニューマンロバート・ミッチャムディック・ヴァン・ダイクジーン・ケリーバーバラ・ブーシェテリー・ガー

あらすじ(DISCASより)

金持ちを嫌悪するヒロインは、富豪の恋人を振って、無欲な商店主と結婚した。しかし結婚した途端、事業が大成功し、夫は過労で死亡。次の相手の貧乏人も、結婚すると金持ちになるがやはり死んでしまう。こうして、彼女は結婚する度に夫に先立たれ、その分、金持ちになっていく。彼女は、全ての財産を寄付し、今は落ちぶれたかつての恋人と結婚する……。S・マクレーン、D・マーティン、P・ニューマン、R・ミッチャムなど豪華キャストでおくるラブ・コメディ。

 

このジャケットでは想像もつかないほど楽しい映画でした。シャーリー・マクレーンの一人オムニバスという感じで、結婚する相手によって変化する主人公ルイザの七変化が見ものです。何といっても当時29歳のシャーリー・マクレーンがすこぶるキュートで、スタイルも抜群。バレエで鍛えた美脚を惜しみなく露出して、ジーン・ケリーとの華麗なダンスも披露します。かつての夫たちが成功すると他界してしまうことから、自分は魔女なのではないかと本気で悩むルイザは精神科医に、ことの顛末を話し始めます。

・最初の結婚 は地味な金物屋の同級生エドガー(ディック・ヴァン・ダイク)。 新婚当初の暮らしはモノクロの無声映画のようにシンプルだったのに。。。

・2度目の結婚はパリに住む売れない画家のアメリカ人ラリー(ポール・ニューマン)、そのころの二人の生活はまるでフランス映画そのものだったのに。。

・3度目の結婚は自家用ジェットを持つビジネスマンロッド(ロバート・ミッチャム)、既にお金持ちだったロッドとは牧場で暮らす。アメリカ映画さながらの生活だったのに。。。

・4度目の結婚は売れない芸人ピンキー(ジーン・ケリー)、そのころの生活は、まるでハリウッドのミュージカル映画のようだったのに。。。

それぞれの結婚生活で幸せだった時を、映画に例えて再現フィルムのように演じていくのが斬新で面白かったです。

最終的にはとてもハッピーな気持ちになれるコメディです。


 🎦バニー・レークは行方不明🎦

(BUNNY LAKE IS MISSING)

1965年 107分

監督:オットー・プレミンジャー

出演:ノエル・カワードローレンス・オリビエキャロル・リンレー 

あらすじ(DISCASより)

ロンドンに越してきた女性の娘が行方不明になった。彼女は兄とともに娘を探すが、まったく手がかりが掴めない。捜査に乗り出した警部は、消えた娘というのは、彼女の妄想ではないかと疑い出す……。倒錯した愛が生み出すサスペンス・スリラー。

 

これは傑作サスペンス!

最後まで真相が判らず、いったいこれはどういうことなのか?とどんどん引き込まれて目が離せなくなりました。二転三転する展開に、自分の頭の中でいろいろと想像しながら過ごす濃密な107分。そしてラストには驚愕の真実が待っていました。

紙が破られながらキャストを紹介していくオープニングと破れた紙を張って修正するエンディングも斬新で見どころの一つとなっています。ソウル・バスというアメリカの有名なグラフィックデザイナーの手によるものでした。お勧めです!


🎦我等の生涯最良の年🎦

(THE BEST YEARS OF OUR LIVES)

1946年 アメリカ 170分

監督:ウィリアム・ワイラー

出演:フレデリック・マーチマーナ・ロイテレサ・ライト

 ダナ・アンドリュースヴァージニア・メイヨハロルド・ラッセルスティーブ・コクランキャシー・オドンネルヴァージニア・メイヨ

あらすじ(DISCASより)

第二次大戦から同じ故郷に帰還した3人の復員兵が社会復帰へ奮闘する姿を、それぞれの家族や恋人といった人間模様を絡めて描いたオスカー作品賞受賞のヒューマン・ドラマ。

 

これは静かなる反戦映画!

第19回アカデミー賞において作品賞をはじめ、当時のアカデミー賞最多記録となる9部門の受賞に輝いた名作です。

第二次世界大戦に兵士として駆り出されていた普通の男たち。アル、フレッド、ホーマーの3人を軸に物語は進みます。戦争に行く前はそれぞれに職業があって、普通に恋をして、普通に家庭を持ち(持つ予定)であったごく普通の男たちです。戦地で過ごした日々は過酷でしたが、帰還してからの生活も元通りに戻るとは限りません。特にホーマーは、戦争で両手を失い義手なのです。なんでも自分で出来ると笑顔で明るく振る舞いますが、自分ではできないこともあり、他人の手を借りなければなりません。実際に演じているのはハロルド・ラッセルという方で、彼は本当に義手でした。アカデミー賞では特別賞を受賞しました。

Photo:AFLO

戦争は体だけでなく、人の心も壊していく魔物。戦争に勝者はいない、戦争なんてしちゃいけないんだよ、という熱いメッセージを受け取りました。アルの高校生の息子に日本に落とした原爆に対する発言をさせる当たりにもワイラー監督の誠意を感じました。最後は感動の渦です170分と尺は長いですが、全く長くは感じさせませんよ。


🎦ぐうたらバンザイ!🎦

(ALEXANDRE LE BIENHEUREUX)

1973年 フランス 98分

監督:イヴ・ロベール

出演:フィリップ・ノワレマルレーヌ・ジョベール 、 

アントニエッタ・モヤフランソワーズ・ブリオン

あらすじ(DISCASより)

『プロヴァンス物語/マルセルの夏』のイヴ・ロベール監督によるフレンチコメディ。フランスの農村を舞台に、念願だったぐうたら生活を手に入れた男が巻き起こす珍騒動を描く。主演は『ニュー・シネマ・パラダイス』のフィリップ・ノワレ。

 

原題は「幸せ者のアレキサンドル」とでも訳すのでしょうか?邦画の『ぐうたらバンザイ!』とは実に言い得て妙なタイトル。この邦題を考えた人は流石です!

そのアレキサンドルを演じるのが、「ニューシネマパラダイス」のアルフレードを演じたフィリップ・ノワレ。当時39歳、体力有り余る感じのもっさりタイプのぐうたら夫を見事に演じていました。

元来怠け者のアレキサンドルですが、妻の尻に敷かれて10年、馬車馬のごとく働いてきました。妻の号令のもとまるでロボットのように仕事をさせられ、それは気の毒になるほどの仕打ちです。なので、アレキサンドルの念願のぐうたら生活が始まった時には見ているこちらも思わず『バンザイ!!』と言いたくなりますよ。

その見事なぐうたらぶりはやがて疫病のように村中に浸食していくというお話。実にシニカルなのですが笑って見れる傑作です。

もうこれは愛すべきぐうたらと言えるでしょう。


🎦ハリーとトント🎦

(HARRY AND TONTO)

1974年 アメリカ 117分

監督:ポール・マザースキー

出演:アート・カーニーエレン・バースティンチーフ・ダン・ジョージ 、 

ラリー・ハグマンジェラルディン・フィッツジェラルド 、 

メラニー・メイロンクリフ・デ・ヤングチーフ・ダン・ジョージ

あらすじ(DISCASより)

ポール・マザースキー監督が、ひとり暮らしの孤独な老人とペットの猫が辿る旅をペーソスたっぷりに綴ったロードムービーの名作。区画整理でアパートを追い出された老人・ハリーは、愛猫のトントを連れて娘の住むカリフォルニアへ向かうが…。

 

ハリーの一つ一つの言葉や行動に時に感銘をうけたり、時に反感を覚えたり、時にウルウルしたりと
凄く引き込まれました。

ニューヨークのアパートから強制退去をされたハリーが長男エディのアパートに同居するも、いろいろ肩身が狭く、長女シャーリーの住むシカゴへ、そして次男のバートが住むラスベガスへと中古車を買って愛猫・トントと共に旅をするロードムービー。いろいろな人たちとめぐり逢い、一期一会の出会いを繰り返し、ラストの美しい朝焼けのシーンへと繋がっていきます。

はっきり言って、これは名作です!


🎦女はそれを我慢できない🎦

(THE GIRL CAN’T HELP IT)

1956年 アメリカ 98分

監督:フランク・タシュリン

出演:ジェーン・マンスフィールドエドモンド・オブライエンジュリー・ロンドン

 ヘンリー・ジョーンズトム・イーウェル

あらすじ(DISCASより)

セクシー女優、ジェーン・マンスフィールド主演のラブコメディ。旧知の元ギャングから彼の結婚相手・ジェリーをスターにしてほしいと依頼された芸能プロモーターのトム。致命的に音痴な彼女をスターにすべく奮闘する中で、彼はジェリーに惹かれていく。

 

女が我慢できない”それ”とは?

観る人によって、”それ”が何なのか、それぞれの感じ方が違うような気がします。私は巨乳女優のジェーン・マンフィールド演じるジェリーが、男たちは彼女の容姿だけを見て、中身を見ようとしないことに我慢ができないのかな?と思いました。50年代のファッションも素敵。

ブロンドの髪に大きなバスト、そして細いウエストに大きなヒップのグラマラスなジェーン・マンスフィールド。この時、23歳。なんというお色気でしょうか!

Photo:AFLO

50年代を象徴するロックンロールの楽曲に乗せてストーリーは軽快に進みます。音楽だけでも存分に楽しめる作品。ジュリー・ロンドンご本人が登場して【Cry Me a River】を歌うシーンがとても印象的でした。

ジェーン・マンスフィールドは1967年に34歳の若さで車の事故で他界しています。おつむが足りなそうな役をやらされることが多かったようですが、その実、IQ163、クラシック音楽のピアニストであり、五か国語を話す才女だったそうです。

これは肩が凝らずに見れるラブコメディです!


 

 

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