タイム・トラベラーズ
タイム・トラベラーズ
原題:THE TIME TRAVELERS
1964年 アメリカ 日本劇場未公開
スタッフ 監督:イブ・メルキオー 原作・脚本:デヴィッド・L・ヒューイット、イブ・メルキオー
製作:ビル・レドリン、サミュエル・Z・アーコフ 撮影:ヴィルモス・スィグモンド 音
楽:リチャード・ラサール 編集:ハル・デニス
キャスト プレストン・フォスター、フィリップ・ケリー、メリー・アンダース、ジョン・ホイト、
スティーヴ・フランケン、ジョーン・ウッドベリ、フォレスト・J・アッカーマン、デニ
ス・パトリック ほか
とある大学の施設内にある研究所で、スタイナー博士(プレストン・フォスター)をはじめとする研究員がタイム・マシンの実験を行っていた。紆余曲折を得て稼動実験を繰り返すうちに、マシンが正常に作動して彼らの前に移されたモニターに100年後の未来が映し出された。しかし、その画面には自分たちが知っている地球の姿はもはやなく、荒れ果てた荒野が果てしなく続くのみだった。装置が偶然に作動しただけのため、研究員たちは急いでその未来のデータを記録することに熱中するが、その場に居合わせたダニー(スティーヴ・フランケン)があることに気づく。それはそのモニターに映し出された映像は3-Dのようで、実際に向こう側に移動できるのだ。ダニーは探索にそのモニターを潜り抜け、ダニーを連れ戻すべく他の研究員たちも後に続く。

核戦争により人類がほぼ滅亡してしまった未来世界をユニークに描いており、タイム・トラベルによるタイム・ループなどの哲学的な部分にも触れられている。60年代の映画で、予算も少ない中でありながらもかなり頑張っている感が伝わる作品で、一応それなりの理論や用語が使われている事も好感が持てます。やはりこの作品の一番の見所は当時の技術を駆使したヴィジュアルで、独特なデザインが目を引くアンドロイドの造形やその研究施設、未来人のコミュニティでの暮らしや服装がいかにも時代を感じさせるもので、視覚的、特撮的にも見所が沢山あります。そして、外せないのが最終戦争の映像に被爆後の広島が使われている点で、なかには流石にちょっと違和感を覚える方もおるのでは。日本では『原始怪人対未来怪人』というタイトルでテレビ放映されました。当時としては珍しいPOPな配色のセットや特殊撮影も話題になった名作SF映画作品です。