DISCASレビュー

仮面ライダーオーズの映画にして、仮面ライダーオーズと暴れん坊将軍のコラボという異色の作品です。
こう書くと色物感がある気がしますが、暴れん坊将軍の要素はあくまでオーズの世界観を壊さないレベルのものであり、それでいて将軍もオーズ達を庇ったり戦闘で助けたりと活躍しており、どちらの格も落とさないいい塩梅のコラボだったと思います。
オーズのメダルの紋章と徳川家の家紋が浮かび上がる演出や、ガタキリバの増殖を利用してオーズの全コンボが揃うなど、演出面でも熱い作品です。登場するブラカワニコンボは映画限定なのが惜しいぐらい好きなコンボです。攻守ともに優れており、ミドルレンジの攻撃も可能なのが純粋に強くて好きですね。
また、主題歌にもあるように手を繋ぐというのがテーマの一つになっており、映画の話はあくまで映画の話として本編では語られませんが、本編でも手を繋いで歩くのが特徴的なシーンがあり、この映画を踏まえてそのシーンを観るとまた違った趣があります。