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村松健太郎
2024/06/08 17:28

忘れられない夏の一本『踊る大捜査線THE MOVIE2レインボーブリッジを封鎖せよ!』

忘れられない夏の映画と言えば『踊る大捜査線THE MOVIE2レインボーブリッジを封鎖せよ!』ですね。

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そこまで”夏要素”の強い映画ではありませんが、公開されたのが2003年の夏。前年の年末に映画館のアルバイトを始めて、ただの映画ファンから映画を収入源にするようになって初めて迎える、年界最大の稼ぎ時夏休み。

この夏は『マトリックス・リローデッド』から始まり『ターミネータ3』、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』、『トゥームレイダー2』、ジェット・リーの『HERO』、北野武の『座頭市』、さらには伏兵だった『パイレーツ・オブ・カリビアン』まである分厚過ぎる布陣。

そんな中で『踊る大捜査線THE MOVIE2レインボーブリッジを封鎖せよ!』。

前作『踊る大捜査線THE MOVIE』が興行収入100億円を超えていたとはいえ、そこから5年の月日が流れ、しかも亀山千広プロデューサーは”死の組”と評した強烈すぎる洋画ラインナップ。

『踊る大捜査線THE MOVIE2レインボーブリッジを封鎖せよ!』が夏の勝負作であることは分かっていましたが、しかし、相手が相手ということでどうなることかと思いました。

ところが、ふたを開けてしまえば強烈すぎるライバルをことごとく蹴落とし2003年夏映画のナンバーワンヒットに。

興行収入も1作目を超えるどころか歴代実写邦画ナンバーワンヒットとなる173.5億円を叩き出しました。ちなみにこの邦画ナンバーワンというのは20年以上破られていない大ヒット記録です。

最初のバイト先だった当時の川崎チネチッタは日本一混んでいる映画でして、まぁこの夏のお客さんの要り具合はすさまじかった。

今と比べればネット購入は少なく、もちろんムビチケなどもなく、映画見たければ早くいって列に並んでという状況。この夏休みは朝早く出勤するとそれよりも早く来たお客さんの列がすでにできていて、就業前から踏ん張らないとやられそうなほどでした。

当時は表に出る劇場の接客とデスクワークの兼任時代でしたが、劇場に出ればすさまじい量のお客さんの対応を、デスクワークに戻ればこれまたすさまじい量の問い合わせの電話…。

嬉しい悲鳴と言えば聞こえはいいですが本当にすごい1日が夏休み中続きました。

もう20年以上の前になるのですが、2003年の動員と『踊る大捜査線THE MOVIE2レインボーブリッジを封鎖せよ!』の大ヒットは、毎年熱くなってくると思い出してしまいます。

 

そんな『踊る大捜査線』ですが、なんとこの秋に『室井慎次』2部作、『室井慎次 敗れざる者』10月11日(金)『室井慎次 生き続ける者』11月15日(金)二部作での公開が決定!果たして、どんな作品となるのでしょうか???

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