要知識!だけど爽快な一発逆転劇『ダム・マネー ウォール街を狙え!』
7年間無職だったフツーのサラリーマンが、あることをきっかけでで30億円ゲット。
かたや資産400億円の超リッチなエリートが、一文ナシに転落。
まるでフィクションの世界のような(それでもさすがにやり過ぎな展開)の事柄が、ほんの2年前に起きたまさかの実話というから驚きです。
2021年、世界は一つの異例の金融事件で騒然となりホワイトハウスが故面するまでになります。
俗に”ゲームストップ事件”と呼ばれるこの事件は、アメリカのビデオゲーム小売り企業であるゲームストップの株価が、一部の個人投資家の行動によって急騰したというものです。その結果、多くのヘッジファンド(主に富裕層の投資家たち)が信じられないような大損失を受け、ウォール街=金融市場全体が大揺れになりました。
この事件によって、所詮は小さな存在として見なされてきた(軽視されてきた)個人小口投資家とヘッジファンドとの間に新たな議論を引き起こすことになりました。
つまり「小さな投資家が大きな金融機関に挑む」ことが可能か、というものです。
正直、株式取引(ヘッジファンドや空売りなどなど)に関する専門用語がバンバン飛び交うので、そのあたりがちょっとわからないと、劇中のやり取りを見ていても感情移入しにくくなります。
それが終盤になると”小さな存在”が力を合わせて”大きなもの”に立ち向かう図式がはっきりとしてくることで、映画の見え方がガラッと変わってきて一気に痛快な一発逆転劇になってきて楽しくなります。
2021年の出来事、早々に映画にしてきたスピード感にも感心してしまいます。
キャストで言えばポール・ダノ、アンソニー・ラモス、セバスチャン・スタン、セス・ローゲンといった曲者俳優が”クセの強いキャラクター”を好演しています。
ちょっと敷居が高く感じるかもしれませんが、最初の一歩さえ踏み込めてしまえばあっという間に映画は終わります。
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投稿を表示ポールダノ大好きなので観たい!でもやはり世の中的には玄人受け作品なのか、1日1回上映、しかも夜。主婦にも敷居が高かった泣
絶対面白そうですよね〜✨
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