ストーリー

マスクド
2025/12/30 16:33

ネットミームしか知らない人間が観た閃光のハサウェイ

タイトル通りです。
私はガンダム知識がほぼなく、ちゃんと本編を観たことがある作品が水星の魔女とジークアクスのみというにわかです。
そんな私が何故閃光のハサウェイを観ようと思ったのか、それはネットミームから興味を持ったからです。

 

・ネットミームとは
簡単に言ってしまえばSNSや動画投稿サイト等のインターネット上のやりとりを通じて広がっていくもののことで、私の場合特にインターネット上のネタをさして言うことが多いです。
映画でミームというと、個人的にはコマンドーの翻訳版が一番有名かと思います。特徴的な言い回しが多い為、名言やネタ台詞としてネット上で取り扱われる台詞が異常に多く、ミーム化している台詞をすべて順番通りに並べるとほぼ本編の内容になるという異常事態が起きています。
日本の映画だと「さらば愛しき人よ」も本編を観たことがないという人も「なぁ、お兄ちゃん。 チャカとダンビラ、どっちが強いと思う?」という台詞はどこかでみかけたことがあるかも知れません。
この閃光のハサウェイもまたネットミームが独り歩きしている作品であり、それはガンダムにわかの私でさえ知るほどでした。

 

・ネットミームと閃光のハサウェイ本編の乖離
まず、私が気になったのはカボチャ頭の存在。ハロウィンのコスプレとしか思えないこの男が「神経が苛立つ」という独特な言い回しを使ったり謎のダンスを踊ったりするのがネットミームとして広まっています。
私はカボチャ頭こそがハサウェイでありマフティー・ナビーユ・エリンであると信じてきました。
しかし実際に映画を観たところ……こいつはただのマフティーを騙る偽物でしかも物語の導入で退場してしまうというちょっと目立つモブキャラ程度の立ち位置でした。
前述したコマンドーのようにネットミームが本編のネタバレになるという例は多く存在しますが、まさかネットミームが目眩ましになりガンダム知識0の人間にはマフティーの正体が誰か分からないようになっていたとは思いませんでした。後ダンスは普通にネットの悪ノリの産物で本編で踊る人は誰もいません。

 

・本編の内容は?
では本編の内容はどうだったかというと……正直、分からないところが多く「え、ここで終わるの?」という疑問もありました。
というのもガンダムに詳しい友人に尋ねたところ、この映画は逆襲のシャアから繋がっている映画ということであり、閃光のハサウェイにも続きがあるとのことでした。そりゃ閃光のハサウェイのみを観ても分からないはずです。逆襲のシャアも逆襲のシャアで100%楽しもうと思ったら初代ガンダムを履修しておく必要があるとのことであり、なかなかにわかには厳しい道程であると感じました。

 

・ガンダム知識0の私はどこを楽しんだのか
話の内容がいまいち分かってない人間が何を楽しむかというと、それはもうキャラクターになってくるわけです。
特にヒロイン的なポジションにいるギギという少女がなかなか曲者でした。
基本的に自分勝手なお嬢様という印象を受けますが、男を手玉に取るかのような言動をみせたり、かと思えば命の危機には年相応の怯えをみせるなど、なかなかにとらえどころのない人物でした。
ハサウェイに対して積極的にからんでいったかと思えば当てつけのようにケネスという軍人にアピールしてみせたり小悪魔的な面をみせますが、ハサウェイはギギに対して恋愛感情を抱いてなさそうだし、ギギとケネスもハサウェイのいる前では互いにアピールするような言動をするのにハサウェイのいないところだと割とドライなやりとりをみせますし、なんならケネスとギギがハサウェイを取り合っているのでは?と思わせられるような奇妙な関係がありました。
もし続編を観るのならハサウェイと敵対関係であることが判明したケネスがどう動くか、そしてギギがハサウェイに対して抱いている感情はどういったものなのかという部分が気になりますね。

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