ジーサンズ はじめての強盗
『ジーサンズ はじめての強盗』は、2017年に公開されたアメリカのコメディ映画で、邦題がまさにそれ! 原題はGoing in Styleで、監督はザック・ブラフ(『ガーデンステイト』とかで知られる俳優兼監督)。主演がモーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンというレジェンド級のオスカー俳優3人揃い踏みで、合計年齢が当時240歳超えってだけでワクワクする一本だよ。
物語は、ニューヨークに住む長年の親友3人組——ジョー(マイケル・ケイン)、ウィリー(モーガン・フリーマン)、アル(アラン・アーキン)が主人公。みんな定年退職してのんびり余生を楽しむはずだったのに、勤め上げた鉄鋼会社が買収されて年金がパッタリ止まっちゃう。ジョーは娘と孫と暮らす家の住宅ローンが払えなくなって追い出されそう、ウィリーは腎臓病で移植が必要だけど金がない…って絶体絶命。そこで彼らは「自分たちが銀行を強盗すればいいんじゃないか」って大胆な計画を立てるんだ。きっかけは、ジョーが銀行で本物の強盗事件を目撃したこと。そこから3人で準備を始めて、意外と本格的にマスク作ったり、逃走ルート考えたりするんだけど、老人らしいドタバタと失敗が連続して笑える。
見どころは、何と言っても3人の名優たちの掛け合いとユーモア。モーガン・フリーマンの穏やかだけど毒のあるボケ、マイケル・ケインの渋いリーダーシップ、アラン・アーキンのツッコミ役が完璧に噛み合ってる。強盗シーンも派手じゃないけど、松葉杖でドアロックしたり、カウントダウンを「90から引く」ってボケ防止技使ったり、年寄りあるあるが満載でほっこりする。脇役にもクリストファー・ロイド(バック・トゥ・ザ・フューチャーのドク!)やマット・ディロンが出てきて、ベテラン勢の共演が贅沢すぎるよ。
1979年の『お達者コメディ/シルバー・ギャング』をリメイクした作品で、社会問題(年金打ち切り、老後の貧困)を軽やかに扱いつつ、友情と家族の絆を描いてるから、ただのギャグじゃなくて心温まる。