マスクド
2024/12/09 00:05
おくりびと
チェロ奏者の主人公が楽団の解散をきっかけに就職先を探していた主人公が旅行代理店と勘違いして納棺師として就職するというストーリーです。
主人公が知り合いや妻から仕事を辞めるように言われたり、納棺の現場で不良を叱った人が主人公を指さしながら「こんな仕事につくことになるぞ」というなど、死者を扱う仕事に対する世間の不理解や偏見が描かれています。
大事件を主人公達が解決して世間から納棺師が再評価される!などという都合の良い展開はなく、あくまで主人公は地道に仕事をこなしながら周囲の人間の偏見を少しだけ取り除いていくことになります。もし、納棺師やそれに類似する死者を扱う仕事について偏見を持っている人がいれば、この映画を観て少しでもその偏見を捨てて貰えればと思います。
個人的に唯一残念なのが消毒をほとんどしていなかったり画像のように素手で遺体に触ったりするなど納棺師の仕事の描写が完璧とは言えないところです。実際はすごく衛生面にも気を使わないといけない仕事ですし、プロの人はその辺ちゃんとしています。
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