金曜ロードショーはつづく?!

毎日のように放送されていたもの
昭和にあって令和にほぼ絶滅した、しつつあるもの・・・
■時代劇…BSNHKのみで、あとは再放送、地上波は独立U局がほとんど
■刑事ドラマ…レギュラー番組として「相棒」などテレ朝くらい?
もうドンパチや派手なカーチェイスなどアクションがなくなってしまった…
■2時間ドラマ・・・各局2時間枠があった。日本テレビは週3本も放送してこれはヤリスギ!
BS、CSの再放送のみに 歴代の俳優、美男子、美女ぶりに驚愕す
■歌謡番組・・・少々レギュラー番組は存在するものの、NHKは演歌より、民放はJ-POP、K-POP系
■プロ野球中継・・・ほぼBS,CS、そして配信に。WBCがネットフリックス全面配信に文句を言って
いるのは民放だけ~放送をやめた罰さ~
そして洋画劇場・・・
洋画枠もほぼ全滅。唯一のプライムタイムで放送されているのが「金曜ロードショー」です。
昭和、各局で編成されていたなかで、一番後発ではなかったかと。
放送開始時は「水曜ロードショー」で1時間30分枠でした。その後2時間に拡大して金曜日に移動。金曜はフジテレビの「ゴールデン洋画劇場」があって、こちらは土曜日に移動・タイトルはそのまま「ゴールデン洋画劇場」でした。
なぜ、解説者が出てくるのか?
テレビは編成の内容を監督官庁に提出することになっていて、偏りのない編成をしなくてはならない。その項目に教養、教育という項目がありまして、解説者など論説する人が出ると教養番組として扱われます。プロ野球中継に解説者がいるので、「スポーツ番組」ではなく「教養番組」として扱われます。洋画を最初に放送したのが、「ララミー牧場」というドラマでこれに解説者をつけしました。これを務めたのが淀川長治、ヨドチョーさんです。これが好評だったのか?外国作品に解説者をつけることになりました。
いまは解説者は出ておりません。
「いや、映画ってホントにいいもんですね~」
こちらの解説者、水野晴郎さんの決め台詞、各解説者は決め台詞で競うようになっていきます。
前進の「水曜ロードショー」は当初、水野氏はいなく途中から登場します。最初に見たときは「なんや、このおっさんは?」と思いました。ヨドチョーさんと同じく洋画配給会社の名宣伝マンでした。
40周年記念放送「国民が選んだ忘れられない名シーン」
が10月に放送されることとなりました。視聴者からのリクエストに応じた特集になるんでしょう。しかし同枠はディズニーやジブリなどファミリー映画枠になっていて、そこを特集してくれてもつまらない!また直近上映作品のPRとして、そのシリーズを放送したりとか。
この枠はテレフィーチャなどもよく放送していて、流行っている映画のタイトルに差し替えたりしていました。刑事コロンボもよく放送してたり、スピルバーグ作品も多かったです。
吹替えにおいて、声優ではなくタレントを使う悪行もよくやってました。
(最近は予算がないため、DVDの吹替えを流用していうようで。かつての俳優によるアテレコについては、「あの頃は金があったんだよ~」とご担当者がおっしゃってました)
だんだん日本映画の放送の多くなり、クレームもあったそうですが、言い訳として「邦画もロードショー館でやるでしょ~」と返答。いまじゃどうでもいい問題です。
実は洋画より邦画のほうが視聴率が高いということになり、邦画の大作が放映されることが多くなりました。定番は「男はつらいよ」で、視聴率が20%を確実にマークしておりました。またオリジナル作品も放送するようになっていきます。
ミーハーな映画枠となってしまいました。深夜の映画枠もほぼ絶滅危惧となっています。唯一の映画枠として、いまの映画のマーケットを反映していますので、あたたく見守りたいと思います。