DISCASレビュー

『X エックス』（2022）は、タイ・ウェスト監督によるスラッシャーホラーで、A24製作の三部作第1弾。1979年のテキサスを舞台に、ポルノ映画を撮るため農場を訪れた若者6人（ミア・ゴス、ジェナ・オルテガら）が、史上最高齢の殺人鬼夫婦の恐怖に襲われる。70年代ホラー（特に『悪魔のいけにえ』）へのオマージュ満載のレトロなビジュアル、過激なゴアとエロティシズム、映画製作への情熱と老若の対立を描くテーマが魅力だが、前半のスローペースと予測可能な展開で賛否両論。スプラッターファンやA24作品好きにオススメ。