DISCASレビュー

k.a
2025/10/14 07:29

マーターズ

『マーターズ』(2008)は、パスカル・ロージエ監督によるフランスのエクストリーム・ホラー。少女時代に誘拐・拷問されたルシール(ミリエル・メイエ)が、復讐のため犯人一家の家に侵入するが、家族の背後に「マーターズ(殉教者)」を生み出す秘密結社が潜む。過激な拷問シーン、血みどろのゴア、宗教的狂信と人間の限界を探る哲学的テーマが強烈。ロージエの『ハイ・テンション』に続く残虐美学が光るが、トラウマ級の暴力描写で観客を選び、批評は賛否両論。ハードコアホラーやフランスエクストリーム好きに限定的オススメ。

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