ストーリー

「必殺シリーズ 劇場版 サウンドトラックコレクション」は、平尾昌晃と鏑木創による日本の時代劇「必殺！」シリーズの映画版を彩る音楽を集めたオムニバスアルバム。『必殺仕掛人』3作、『必殺！ブラウン館の怪物たち』、『必殺！4 恨みはらします』、『必殺！5 黄金の血』の劇中使用曲を収録。マカロニ・ウェスタン風の軽快で緊張感あるメロディや、インド音楽を思わせる異色のアレンジが特徴。特に『必殺！4』の「大殺陣」は、血沸き肉踊るような壮大なテーマで、シリーズの緊迫した殺陣を象徴。『必殺！5』ではドルビーステレオ用に再録音されたステレオ音源が、臨場感を高める。全体として、時代劇のダークでスリリングな世界観を音楽で際立たせ、ファンにはたまらない一枚。ただし、流用曲が多い作品もあり、純粋なオリジナルを求める場合は物足りなさも。シリーズの熱量を音で堪能できる名盤。