k.a
2025/07/15 12:13
トータル・リコール / サントラ 洋画オリジナル
「トータル・リコール」(1990年)のサウンドトラックは、ポール・バーホーベン監督のSFアクション映画を彩るジェリー・ゴールドスミスの壮大で緊張感溢れるスコアが特徴。アーノルド・シュワルツェネッガー演じるクウェイドの記憶と火星を巡る冒険を、重厚なオーケストラと電子音が融合した音楽が力強く表現。「The Dream」や「The Mutant」は、SFの不気味さとアクションのダイナミズムを強調し、火星の過酷な環境や陰謀の緊迫感を際立たせる。ゴールドスミスの特徴的なパーカッションとブラスは、追跡シーンや戦闘の迫力を増幅。特に「Main Title」は、物語の壮大さと心理的な混乱を象徴する力強いテーマ。全体として、映画のスリリングで未来的な世界観を音で体現した名盤だが、単体では一部曲がやや映画依存の印象も。90年代SFアクションのエネルギーを音で感じる一枚。
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