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matchypotter
2023/06/26 09:50

ブルーロック ~サッカーアニメに革命が起きる~

※もう結論から言うと、とにかくコレ、観て欲しい、めっちゃ面白いから、というコラム、です。


少年時代からずっとサッカーやってた(あまりうまくはないので補欠要員だったけども・・・)。
だからその当時の世代のサッカーマンガはコミックでもそこそこ読んでた。『キャプテン翼』『シュート!』『ホイッスル!』・・・。
どれも、少年から高校生まで幅広く愛され、淡く甘酸っぱい青春と共に紡がれる熱き男たちのスポ根魂

(c)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

サッカーは11人のチームワークスポーツ11人対11人、それぞれポジションにある役割を果たし、
守備から攻撃へと転じ、全員でゲームを作り、パスを繋ぎ、相手のゴールを脅かすスポーツ。


自分がサッカー始めた頃にJリーグが発足し、プロのサッカー選手に憧れた。Jリーグチップスを買いまくった。そして、選手のカードだけ取って、チップス食べずに捨てて怒られた。そんな“ビックリマン”に次ぐ悪しき社会現象が生まれた。

世界で活躍する日本人選手や海外選手に憧れ、来る日も来る日も仲間と練習に励んだ青春の1ページ“それ”がサッカー

(c)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

・・・・・ではなかった。


『ブルーロック』この作品の主義主張からすればそんな思い出に浸るようなスポーツはもはや“サッカー”ではない。
“それ”も1つのサッカーの形ではあるが、少なくとも“それ”を目指すサッカーアニメではない。

 

「そんなんだから、お前ら、日本は、世界で勝てないんだよ!」と。

 

恐るべき哲学のサッカー。一切の甘えや雑念がない、ただただ“世界に勝つため”の人材を養成する途方もないシステム。これ以上ないほどストイックに“ストライカー”を突き詰めていくサッカーバトルロワイヤル
 

(c)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

300人高校生“ストライカー”のみが呼ばれた強化合宿、いや、強化合宿という名の隔離軟禁。その収容施設“ブルーロック”

(c)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

ここに集められた300人の“ストライカー”。つまり、得点屋攻撃担当のみが日々の課題や練習でランキングされ、生き残りをかけて戦う。もはや己の属性や特性を活かし、追加し、発展させながら戦うバトルマンガ

ルールを侵したり、勝負やお題をクリアできず脱落した者は、この“ブルーロック”から去る、のみならず、今後のサッカー人生を絶たれるに等しい罰則が儲けられている
こんな非情なまでに追い込まれた環境で、ギリギリの勝負を課され続け、彼らの能力覚醒していく。

(c)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

「1人でもゲームを支配し、点を獲る」のが“ストライカー”であるが故、基本的には個人戦ではあるが、チームに組み分けされ、共同生活や、チーム同士での対抗戦もあり、チーム全体で課されるお題や昇降格もある。

そこで芽生えるライバル心や、反発離合集散を繰り返し、個人に磨きをかける、それが“ブルーロック”

 

“ストライカー”だけあって、全員が主役級にキャラが濃い
潔世一(いさぎ よいち)という主人公はいるが、最初は彼が底辺クラスのため、オタオタしているとどんどん周りにキャラが食われていく。

ドリブルミドルシュート俊足柔軟性正確性打点の高さフィジカルの強さ手足の長さ最終ラインからの飛び出し、、、、。
次から次に出てくる秀でた才能を持つライバルたち。こんな蹴落とし合いの群雄割拠の中で、「自分には何があるっけ?」レベルの主人公の奮闘と成長を描く。

(c)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

昔から日本のサッカーは“決定力不足”と言われ続けている。
そこにガッツリ切り込み、「それを克服するためにはこれ、すわなち“ブルーロック”しかない!」という計画に飲まれている高校生“ストライカー”達の奮闘を描く。

(c)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

1日1話ずつとか、空いて時間で観てみようかなー、とか軽い気持ちで観てみたら、1クール全24話1週間弱ぐらいで見切ってしまった。めちゃくちゃ面白かった。


サッカーを良く知らなくても楽しめる。キャラもそれぞれ立ってて“推し”もできることは必須。
そして、なにより“全員が攻め手”、これだけで成り立たせるストーリー。サッカーアニメの常識を覆すアニメを是非ご堪能ください。

(c)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

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(c)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

 

<完>

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